Out Of Anchu 「波照間のオヤッサンと南十字星<その1>」の巻

質問~!日本最南端の島は?
A:沖ノ鳥島(東京都小笠原村、無人)

ではでは、有人の島で最南端は?
正解は波照間島(沖縄県八重山諸島)っす。
東京をバイクで出発して25日目午後4時半、ついにアタクシはそのフツーの人が行ける範囲での日本最南端波照間島に到着~!
波照間島は石垣島から南西へ63Kmのとこにありまして、石垣島から高速艇で50分間波に揺られて参りました。

港では手配した民宿のオヤッサンが待ち受けていて、ボロっボロの無冷房1BOXカーに乗り込み出発―!ヨッシャ!
車はゆっくりヨタヨタと5分ほど港内を海に沿って進んで行き、そこで海方向にターン。なぜにか、目の前が海の状態でそのまま停車・・・。
「ん?どーしたオヤッサン?」
バックミラー越しに見える髭とシワだらけの顔を見つめていると、1分ほどしておもむろにバックしながらUターンをかまし始めて、来た道を引き返していく。

「何だったんだろ・・・今の?」
アタクシのそんな疑問は無視しつつ、不思議な空気に満ちた車は10分ほどで宿に到着~。
その宿を一目見てのアタクシの感想。「スゴい・・・。」

なんだか戦時中の闇市を思い出させるようなパンチのある造りなんですわ。
門を入ってすぐの庭には長テーブルと長椅子が置いてありまして、オヤッサン情報によると夕飯はみんなでここで食べるとのこと。観察していると長テーブルの上座には、なにやらお楽しみ会を思わせる大きな紙がぺタリンコ。
「式次第 一、司会者挨拶 一、各自自己紹介 一、ふる里紹介 一、旅へのメッセージ 一、余興」と書いてあり、初体験ドキドキな夜になりそうな予感を感じるー。

昭和初期を感じさせる部屋で落ち着いていると、ふすまで仕切られた隣の部屋や他の部屋からも色んな話し声が聞こえてきます。他にも客が結構いるというのが分かり、アタクシは何となく安心しました(笑)。

それから、夕飯までまだ時間があるのでニシ浜(島内唯一の遊泳可能なビーチ)を目指して島を散歩することに。(一応、宿にはレンタル自転車が何台かある。が、かなり年季は入ったヤツで、オヤッサン情報によるとチェーンが錆付いてて漕げないとのこと。壁にレンタル屋のチラシがたくさん貼ってありました。)


「果てのうるま(果てのサンゴ礁)」からの由来で波照間の名前が付いたと言われるとおり、美しい海に囲まれている波照間島の景色は独特で日本離れしたモノがあります。
人口600人弱ということで建物が少なく、たまに見かけるお店や住居は面白い。ブルーや黄色にペイントされており、みんな手作り風でオシャレな感じっす。
そして、なぜか牛が放牧されている小さな牧場を発見できたり、道端の駐車場で犬のように繋がれて飼われているヤギがいたりと、のんびーり都会とはまるで違った時間の流れを楽しむことができるのです。まさに南国の果ての小島って感じ。


さて、夕食タイム。
庭のテーブル席につくと、すでに客の何組か飲み始めております。
「どーぞ、これ。」その中の一組が泡盛のボトルと氷を寄せてくれました。
「飲んでイーのかな?」と迷っているとそこへ宿のオヤッサンが登場。
「みなさーん!泡盛は飲み放題ですからぁ。Beerはありません。」
「あれ?そーなん?なかなかイカしてますなぁ。」と思いつつ一杯。
「いいなぁ、何だかいーぞ。イーなぁ~。」南国の果てで飲む泡盛ってのはなんて素晴らしいんだろ!外で飲んでるってのがまた気分がイイ。暑さも南国気分を盛り上げちゃってくれるんだなぁ。
後で分かったことですがその泡盛、「泡波」といいまして、製造量が少なく入手困難なことで知られるかなりの銘酒らしい。<その2へ続く>


d0023622_18324859.jpgお世話になった民宿「たましろ」。旅で知った数々のお勧め宿泊ポイントの1つで、波照間島まで行く機会があれば一度は泊まる価値有り。この2週間後に寄ったフジロックで波照間島Tシャツを着てたところ、知らない兄さんに「波照間行ったの?」と声をかけられ、「俺たましろ泊ったよー。たましろ泊まった?」と会話が弾む経験をしました。


d0023622_18401820.jpg波照間島にある数少ないお店の1つ。ここでTシャツ等を購入。島の多くのお店は12時になると昼休みで誰も居なくなってしまう。また夕方も閉店が早い。
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  by macbeth30 | 2008-09-12 18:46 | 旅日記

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