Out Of Anchu 「西表島のジャングル」の巻

「ただいまー!」と波照間島から石垣島のウィークリーマンションに帰ってくる不思議。なんつーか、旅先で借りたマンションからさらに1泊2日の旅に出て戻ってきて、ドアを開けて落ち着く。こんな奇妙な安堵感は二度と経験しないんだろうなぁ。。。


さて、ともかくもそんな南の島々での生活でありまして、今回は波照間島から帰ってきた翌日の西表島で過ごした一日をレポートしましょー!

西表島は、石垣島から西に10kmちょいの位置。
島の面積の90%が亜熱帯原生林で覆われていて、一昔前まではマラリアの発生地であったため人口も少なく、その大自然はほとんど手付かずのまま残されている状態であります。

そんな南の島を満喫しよーってことで、今回はジャングル探検ツアーへの参加を企画―!
石垣島からまたまた高速船に乗り込み、揺られること35分(どの高速船でも乗客はほとんどみんな寝ている。シートが空いている時は、横になっての爆睡も有り。)、朝9時に西表島に到着すると、ツアーのガイドの女性(キャプテン)が迎えに来てくれてました。
キャップを被っている彼女は、真っ黒に日焼けしていてまさにスポーティー!健康的で、見るからにアウトドアラーな女性であります。


西表島というとみなさん何を想像します?
そう!「イリオモテヤマネコ」ですよねー。
用意されていた1Boxカーに他の参加者と共に乗り込んで山道へ入っていくと、所々にその「ヤマネコ注意」の看板がありました!

ところがですよ、そのイリオモテヤマネコ、知っての通り絶滅に瀕しているのでありまして、キャプテン話では、すでに100匹を割る数に減ってしまっているとのこと。
その上さらに、数匹が毎年交通事故で死んでしまっているという現状を何とかしようと、「ヤマネコ注意」の看板が設置されるようになったらしいっす。
最近は、ヤマネコが道路を横断しなくてもすむように、ネコ専用の小さなトンネルを道路の下に掘ったりもしてるみたい。


車がマーレー川に到着すると、まずここでオールが各自一本ずつ配られ、キャプテンがオールの使い方やカヌーの乗り降りの方法をレクチャー。
そう!今回のツアーでは、わが人生初となるカヌーにチャレンジするんですわ。メッチャ楽しみ!しかも、途中でカヌーを降りてジャングルに入り、登山しながら沖縄県で一番落差のある滝を目指すというもの。うーん、冒険ですなぁ~!

その後、水陸両用の登山靴、ライフジャケット、水筒入りのリュック、防水バックが渡され準備万端で出陣!!

マーレー川は思ったより流れがなくて、カヌーも思い通りに進んでくれます。ゆったりと大自然の中を進んでいくと、気分はまさにチキンラーメンのソレ。気持ちイーぞ!
けど、調子こいてグングン漕ぐと、両岸に生えているアダンっつー植物に突っ込んでしまう。
こいつは、異常にトゲトゲしている針状の植物でスゲー痛い。絡まって脱出不能になってるギャルもいたりする。

20分ほどマーレー川を進むと本流のピナイ川に入りまして、両岸には干潟が広がり、景色も変わってきます。
「マングローブの木じゃん!初めて見たわ~。」「片方だけデカいハサミのカニ(シオマネキという名前らしい。)発見!ありゃ、魚もたくさんいるよ。」
浮かれハシャいでると、前方に目指す滝が見えてきた。アレが今日のゴールだぜ。

d0023622_12431410.jpgピナイ川で初体験のカヌーに乗りながら撮影。川の上をゆったりと進むカヌーは、昔、北海道で乗った風任せの気球に通じる楽しさが。上部に見えるのが今回目指した「ピナイサーラの滝」。ピナイとは「ひげ」、サーラとは「滝」という意。落差は55m。














ピナイ川に入ってから50分後、滝への登り口に到着。
ここからは徒歩でございます。
獣道を岩に足をかけ、枝をくぐりながらひたすら登っていくと、すぐに汗が吹き出てきて真夏を実感できる。
けれども、めずらしい植物や陸ガメなどの動物、木の葉や枝に似せた図鑑でしか見たことない昆虫を見ながらの行軍は、少年時代に戻ったように楽しいものがあるのですよ。

d0023622_12495247.jpgジャングルに生えていた「サキシマスオウノキ」。根が板状になっている。沖縄では、かつてこの板根を切り出してそのまま船の舵として使用していた。
























途中、水筒休憩を何回かはさみつつ滝の上に到着―。
景色がたまらねぇ!
「これか!このために人は山を登るのか。」と登山家の一員になったつもりの筆者。
「これからランチ作りますので、ここで遊んでてくださいねー!」とのキャプテンのセリフで、みんな川で顔を洗ったりしてます。

d0023622_12592823.jpg 「ピナイサーラの滝」の上から撮影。遠く海上に浮かぶ小島が見える。滝から下を見下ろすとかなり怖い。











とにかく、汗をたらふくかいた筆者は、そのまま川にしゃがみこんでみました。
「冷てぇー!けど気持ちいい~。」流れてきた綺麗な冷えた水が、ケツから足にかけてジャブジャブ、そんな変態プレーにひたすらハマっているとランチが完成!

出ちゃいました~、10 good!キャプテンが一生懸命作ってくれたのは、沖縄そばとおにぎり。
一昨日、波照間島の「たましろ」でまさかのラーメン二郎を体験してから、しばらく遠ざけたいと思っていた一品です。しかも、いまだ腹が回復せず。

気が進まない中、ズズっと一口。
「ん?以外に食える。つーか、旨い!」
川岸に腰を下ろし、両足を冷たい水に浸しながら食べる沖縄そばは止まらない。見事に完食であります。

休憩が終わると50分ほどかけて下山して、今度は滝つぼへ。
滝つぼは汗を水で流そうと、オアシスさながらの光景でみなさんライフジャケットを着ながら水の上を漂ってます。
ここでも、キャプテンが持ってきたパイナップルを切ってくれて、パクリ!

「やっぱ外で食べるものは旨いんだなぁ。」
「そーいやぁ、バンドで屋外で酒飲むと格別に酔っ払うもんなぁ。」

     と、なぜかみょーに感心した一日でした。
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  by macbeth30 | 2008-09-20 13:05 | 旅日記

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