Out Of Anchu 「美ら海物語」の巻

目を軽く開けてみると、そこは白くぼやけている世界。だが、いつものぼやけている状況とは違って、見えるもの全ての輪郭がハッキリしている。
ソレに気付いた時、拙者はたまらず目に涙を浮かべました。

マジで感動!裸眼で見る世界の素晴らしさ。

拙者、実は最近視力矯正手術を受けてきたのですわ。
流行のレーザー照射のヤツで、場所はアノ有名な銀座の眼科。

思い起こせば、10歳頃から急激に視力が低下しまして、メガネ人としての生活に入りました。その後、中学生でコンタクトの道へ。
視力は「右」とか「下」とか言う例の検査で、一番上の一番大きいヤツも見えない0.010.02のいわゆる弱視さんです。

今回のバイクの旅にもコンタクトとメガネの両方を持っていきましたが、1泊目の静岡県のキャンプで早くもメガネを紛失。そのため1ヶ月半の旅行中、かなり不自由な思いをしながら沖縄まで進軍したのも記憶に新しい拙者でございます。

ところがですよ、手術を受けて1時間後にはもう視力が回復の方向に向かっていることが自覚でき、翌日の検査では早くも裸眼で1.51.2を達成したのですよ!
まさに驚愕―!

確かに、手術終了後数時間は痛かったですよ、ハイ。
個人差もあるみたいですが拙者の場合、右目にゴミが入ったような痛みが5時間くらい続き、その間涙が止まらない止まらねえ。
帰りの電車の中でも泣き通しでしたよ。

でも翌日にはケロッと違和感も無くなり、視界もクリアでやんすー。
とにかく言いたいのは、裸眼で見る世界は何かが違う。違うのだよ!
迷ってる方は早くやっちゃいな!お勧めですよー。


あー、さてさて。それでは、そのメガネを初日で無くした旅のお話。

東京を125ccバイクで出て28日目。および、石垣島に到着して4日目。
考えてみたらさー、石垣島にウィークリーマンションを借りてはいるものの、波照間島、西表島と飛び回っていて石垣島自体をまるで観光してねーじゃん!
こりゃあ、石垣島に申し訳ねぇ。

っつーことで、この日はせっかく沖縄本島で取得したライセンスを使うことに決定―!
そう!スキューバーダイビングっす。(紹介しませんでしたが、拙者は波照間でも潜ったので2回目となります。)

ここ石垣島の川平石崎(島の北側に位置)は、マンタ(オニイトマキエイ)と遭遇できるメチャ有名なスポットで、「マンタスクランブル」と呼ばれているんですわ。
マンタが現れる理由は、体のクリーニングをするため。
マンタスクランブルには、クリーニングステーション(サンゴがびっしり生えている水中の山)があって、現れたマンタは根の上をゆっくり回りながら、体に付いた寄生虫をここに住むベラに取ってもらったり、古い角質を食べてもらったりすると言われてます。


石垣島を含めて八重山諸島のレジャーの便利なところは、電話で申し込むと車で迎えに来てくれるとこ。宿泊先や日帰りなら港まで、朝迎えにきて帰りも送ってくれるのです。
この日も、石垣空港近くのマンションまで来てくれての出発でした。


さて、30分後川平湾に到着。

この日は、午前中にまず普通の熱帯魚を鑑賞してから午後、マンタスポットに繰り出す予定となりました。そう、上記のマンタ以外にここは「ハマクマノミ」、「カクレクマノミ」など日本に生息する「トウアカクマノミ」以外の5種類のクマノミに出会えることでも有名なのですな。

ダイバーが8人ほど乗り込み沖へと向かいました。

そのダイバーの中に、大学生くらいの息子とその両親と思われるグループがおりまして、かなり目立った存在でありました。
何がそんなに目立つのかと言うと、息子の年齢にしてはかなり若く見えて綺麗なその母親、「リカちゃん」というピンクの文字とその下にリカちゃん人形の絵が入っている大きなバッグを手に持っているのです。
そしてなんていうか~、これから海に入るという状況に全くそぐわないその格好。
頭には、キャディーさんのような日差しよけの防止。腕には、これまた日焼け防止の名前が分かりませんが、最近町で見かける布製のすっぽり覆うアレ。

「綺麗な人は、やっぱ色々気を使ってるんだなぁ。大変だぁ~。」なんて拙者感心してました。


そして午前中の1本目のダイビングが終了し、船が戻る途中の甲板での光景。

ダイビングが終了すると通常、船ではよく冷えた麦茶がカップに入れられ配られます。
それを飲みながらくつろぎ、拙者ふと目をやりますと、例の彼女がまた全身装備を固めてます。

まぁ、強烈な南国の日差しですからねぇ、気を緩めるとすぐに焼けてしまいますよ。
お肌に気を使っている人にはこの海のダイビング、すごく大変だと思います。

そのうち日差しで全身が乾いてきたのでしょう。彼女が、隣の旦那さんに「お肌が~!お肌がぁ!」と耳打ちし始めました。
そこでその旦那さん、ダイビングショップのガイドに向かって「この船に真水は積んでないのか?」と尋ねましたが、「すみません~、真水はないんですよぉ。麦茶ならありますけど。」とガイドのお返事。

その間にも例の彼女は、「海水でお肌がツっ張る~!あぁ~。」と苦しんでおられます。

それを見て旦那さんは決断。
「ヨシ、麦茶をくれ!」

カップに用意された麦茶を手に「イイか?」と彼女に尋ねると、
「早くかけて!」。
彼女の顔面にバシャっと旦那さんがかけてやりますと、生き返った表情で「もっと!」と彼女。
「お前も早くかけなさい!」と息子も旦那さんに促され、家族総出で麦茶大会ですよ。

そんな光景を見ながら拙者は、冷えた麦茶を美味そうに飲み干しました。
「女性は大変なんだねぇ。」

まぁ、そんな珍しい光景を見かけたせいかしら。その日の午後、お目当てのマンタには全く出会えませんでしたわ。(悔しさもあって、次の日も再びマンタにリベンジしましたがダメでした。)

d0023622_19153374.jpg日本百景にも選ばれている川平湾。海の色は太陽の光で次々と表情を変える。遊泳禁止エリアではあるが、見ているだけでも飽きない美しさ。マンタスポットへは、珍しいことに港からではなくこの砂浜から出航。


d0023622_19165316.jpg石垣島北西に位置する御神崎。灯台のある岬で夕日スポットとして有名。麦茶大会の夕方、レンタカーで向かった。
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  by macbeth30 | 2008-09-26 19:25 | 旅日記

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