Out Of Anchu 「パイナップルおじさん」の巻

えーとですねぇ、以前から話しています石垣島のウィークリーマンションですがね、道路からマンションの敷地に入る角の所に結構気になるモノがずっとありまして。
それが何かと申し上げますと、ヒモでくくってぶら下がっているバナナとパイナップルであります。

そしてそれぞれに、「本物のバナナ」、「パイナップル100円」と書かれた札が付いているのですよ。
どうやら農園らしいってことは、看板や畑が見えるので分かっておりました。

そいつが風に揺られ、ぶら下がっているのを見ながら我はマンションに毎日帰宅していたのですわ。


さて、明日が石垣島に到着して1週間で最終日というその日、前日から引き続いてマンタを探しに潜った後(また発見できず。「美ら海物語」の巻参照。)、我は町へ繰り出してお土産を購入することにしました。
Macbethのメンバーには、出発前から決めていた泡盛のボトルを各自1本ずつ買ってやり、あとは南国らしくフルーツもゲットすることに。

が、お土産屋やスーパーで売っているパイナップルの価格は、どれも200円以上でありまして。ぶら下がっているパイナップルよりも高い!

「よし!例のぶら下がっているのを買いに行こう。」ってことで農園に突入です。


「こんにちはー!すみませーん!」
我は農園に入って声をかけましたが誰も出てきません。
「いないのかなぁ・・・。すみませーん!!」
もう一度大声で呼んでみると、小屋の奥から「ちょっと待っててぇ~。」の返事がありました。
ホッとしてしばらく待っていると、「お待たせ。お待たせ~。」の声と共に真っ黒の農園のおじさん登場です。

おじさんは、いきなり言いました。「パイナップル食べる?食べてけばいいサァー!」
「あ、えーと、はい。」
「そこのイスに座ればいいサァ。さっき採ったばっかりよー、おいしいよ。」と言いながら、カットしたパイナップルが入ったタッパーを差し出してくれました。
「ホント、美味いっすねぇ。」
「口の中がビリビリしびれるまで食べたらいいサァー。そこのマンションに1週間くらい前から来てるでしょ?」と言いながらおじさんもイスに。
「あれ?知っていたの?」
「おじさんは、な~んでも知ってる。ウィークリーマンションの家賃も知ってるよぉ。」
「へぇー。おじさんはここで何作ってるの?」
「色々作ってるよぉ。植木もやっているし、フルーツも作ってるよぉ。パイナップルとかパッションフルーツとか。」
「パッションフルーツ!?俺食べたことないっす。」
「じゃあ、パッションフルーツも食べてけばいいさぁ。」カットしたパッションフルーツも差し出してくれました。
「どっから来たのサ?」
「東京から鹿児島までバイクで走ってきて、沖縄本島までフェリーで。んで、石垣島まで飛行機で来ました。」
「あらぁ、いいねぇ。パイナップルもっと食べたらいいサァ。石垣島の海でちゃんと遊んだ?」
「スキューバーダイビングはやったけど、普通に砂浜では海水浴してないっす。」
「あらぁ~。おじさんいい砂浜知ってるから、そこに行ってくればいいサァ。」
「そんなにイーとこなの?」
「誰もいなくていいよぉ。誰もいないから裸で遊んでも大丈夫。おじさん、この間も東京から来た若い水着の女の子2人を、軽トラの荷台に乗せて連れていったら喜んでたよぉ。島の北の牧場の中にあるんだー。」
おじさんは、地図を指差しながら熱心に無人であるというビーチの場所を教えてくれました。

その後もパクパクと、美味しいパイナップルを頬張りながらおじさんとの話を楽しんだ我は、あやうくお土産を買い忘れそうになりつつもお礼を言いながら農園を後にしました。


さて翌日、午後の沖縄本島までの飛行機までの空き時間、そのおじさんの言っていたビーチへ行ってみることに。

なんとか迷いつつも、おじさんの言っていたこれかな?と思える牧場を見つけた我でした。
「勝手にゲートを開けて車ごと入って行って大丈夫だから。」と教えられていたんだけど、どーやらおじさんの話しっぷりでは全くの他人の牧場の様子です。
さすがに、ホント大丈夫なのかとビビりながらの潜入でしたよ。しかも、デカい糞だらけの牧場内を車で疾走するのも生まれて初めての経験(笑)。
緊張気味にゲートから10分ほど走ると、おじさんが言っていた通りありました!
牧場の中のビーチ!!「わぁ~、ホントに無人のビーチはあるんだぁ!」まさに、ラピュタを見つけたような衝撃っす。

最後まで、誰かに見つかったらどないしよ?という不安で裸にはなれなかったけど、貸し切りの砂浜ってのはスゲー気持ちいいものよー。
石垣島に行く機会があれば、あなたもこの牧場無人ビーチを探してみては?

d0023622_15422388.jpg親切にしてくれた農園のおじさんと私。もちろん右がおじさん。私が右ではない。良いおじさんだったので、石垣島着いてすぐに話せばよかったとチョイと後悔。


d0023622_15435231.jpg石垣島北部にある牧場ビーチ。おじさんの話の通りに無人だった。そもそも牧場自体にも人気がほとんどなく、帰り際に農道で車1台とすれ違っただけ。もちろんお咎めはなし。
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  by macbeth30 | 2008-10-11 15:52 | 旅日記

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