カテゴリ:旅日記( 47 )

 

Out Of Anchu 「南の島々へ出陣」の巻

125ccバイクに乗り続けて予定通り沖縄本島まで制覇した小生。まだまだ南の限界まで行く覚悟でありましたんよぅ。そう、まず石垣島へ。
ところがすっとこどっこい!
「さー、どうする?困ったぞ~、困っちゃったぞ~。」と、ここで大きな壁が待ち受けていたんだなぁ。

便利なもので、沖縄那覇~石垣島間にもフェリーが通っていたんよ。
そう、ちゃんと船で行けたんす、6月6日まではね。でも、小生が沖縄に到着した7月5日の時点ではすでに航行休止状態。何度も問い合わせたんだけど復活のメドは立っていないとのことでして。どーやら、燃料の高騰が原因なんじゃないかとのうわさ。
で、悩む羽目になったわけよ。


まぁ、悩んでも仕方がない。那覇から南西に410km、台湾から270kmに位置する離島の石垣島へ渡るには船がダメなら飛行機しかないんだわ。結局、一緒に走り続けてきた相棒のバイクを那覇空港に置いて石垣島へ飛ぶことに決めちゃった。

で、飛行機のチケットがね、普通にJALで購入するより旅行代理店を通してホテル1泊付きのツアーとして申し込んだ方がお得ってことで、沖縄本島うるま市にある「ココ ガーデンリゾート オキナワ」に宿泊することに。


7月9日、昼過ぎに無事スキューバーダイビングのライセンスを取り終えた小生は、恩納村とは反対側の東海岸の「ココ ガーデンリゾート オキナワ」へ。
ビビりました~!この旅1番の素敵なホテルざますよー!そこは完全な長期滞在型のキレイなリゾートホテルざんす。

ロビーでお茶とお菓子が出され待っていると、ボーイがやって来て小生のメッチャ重いうす汚れたアウトドア道具のカバンと登山リュックを車まで運んでくれます。車に乗り込むとボーイが運転しながら広大なホテルの敷地内に点在するプールやレストラン、エステ等を案内。最後に地中海風の建物に辿り着き部屋へ通されました。
それまで長い間テントや民宿の暮らしを続けてきた小生にとって久々のリッチな暮らしは夢のよう。途中のプールではカップルがのんびりと泳いでましたが、半分野生化して猿のようになっていた小生には貴族のように見えました。なんだか薄汚れた自分が恥ずかしく、こんなとこに紛れ込んでいいものなのかと。

「余は満足じゃー!」とハシャいだ夜を過ごした翌朝、飛行機までの空き時間を利用して「沖縄美ら海水族館」へ。

「でけぇ~!店長っでかいっす!あとコーラ、ワンプリーズっす。サンキューっす。」
ここは何もかもがでかい。水族館自体がまず大きくて魚の種類が豊富であり、世界一のアクリルボードの大きさでギネスブックにも載っている7500トンの大水槽は生の映画を観ているような迫力。10m以上の大きさのジンベエザメ同士が「ドーン!」と大きな音を立てながら衝突した時には場内から「ウォー!」と歓声が上がり子供達も大喜びよ。沖縄に行ったなら絶対に行くべしですな。
残念なのは小生にあまり時間がなかったこと。イルカショーも観れずに飛行機の為に足早に現場を立ち去らねばという状況でした。

那覇空港でバイクに「じゃあ元気でな。」とお別れをして、その日の夕方に石垣空港に到着。飛行機ってのは早いもので、バイクで何日かかかる距離を40~50分で運んでくれます。
「なんだかなぁ~。」と思いつつ飛行機から降りた瞬間、小生またびっくり!

「小さっ!店長っ~店長!小さいっす。ポテトえす?」
その空港の小ささに驚きましたよ。鹿児島から乗ったフェリーの待合室の建物より小さいのです。

手配しておいたレンタカー屋が迎えに来て手続き後、16日までの1週間借りることになっているウィークリーマンションへ車でゴー。
そーなんですわ。沖縄の後半戦はここ石垣島で1週間借りたウィークリーマンションを本拠地に、足をバイクから車に乗り換えて行うんですがな。

ウィークリーマンションってのは便利なものでして、電子レンジ、食器、鍋類、電子ジャーはもちろん、テレビ、洗濯機、トイレットペーパー、タオル類まで完備なのです。
例によってスーパーまで車で行って、海ブドウ、豚足、エビ揚げ、泡盛を買ってきて夕飯に。「はぁ~楽しいなぁ。気持ちいいなぁ。」
明日は、いきなりこの石垣島の本拠地を離れて波照間島へ行く予定。
酒で気持ち良くなりつつ、どんなとこなのかこれから先どーなるのかワクワクです。

d0023622_1027651.jpg「美ら海(ちゅらうみ)水族館」の熱帯魚。水族館は沖縄本島北部の本部町本部半島の先端に位置。ダイビングをしていると魚が賑やかなとこではこんな景色。その中を自由に空を飛ぶ感じでフワフワ。下にはキレイなサンゴ礁。自分の呼吸音とたまに頭上から聞こえてくる船のスクリューの音のみという静寂の世界の中で潜るのは最高ー。 


d0023622_10281560.jpg石垣空港。小さくてびっくり。飛行機から降りると気軽に滑走路をそのまま建物まで歩いていく感じでした。
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  by macbeth30 | 2008-09-08 10:42 | 旅日記

Out Of Anchu 「いざ、学校へ」の巻

振り返ってみるとそもそもこの桃源郷探しのバイク旅行は、Macbethのバンド練習後のアホ飲みをして、翌日昼前に二日酔いを抱えながら出発したのであってね、目的地も「桃源郷」=楽園→南の地→沖縄にたぶん求める桃源郷はあるはずっしょ!っていうウチの安易な発想から生まれたものなのさ。
二日酔いで家を飛び出したウチ自身もとりあえず気持ち悪いし、ホントに沖縄まで125ccバイクでテント張りながら行けるものなのか半信半疑だったわけ。

ところがさ、最初は山奥の真っ暗な独りキャンプにビビったりしてたけどすぐ慣れてきて、行く先々その土地に触れることがかなり面白いんだよ。色んな人との出会いもあるしね。
んで、富山県で日本海を初めて見た頃「こりゃあ、ホントに沖縄まで行けちゃうんではないかい?」と現実感を持ち始めたんよお。

で、それ以降沖縄着いたら何してやろうかなって考えながら走っていたの。
何もせずにボケ~っとビーチで過ごす。それも贅沢な時間を過ごすってことで良し。でも、それじゃあ何かもの足りない、成城健児として何かしてえなぁ。
ウチには昔からやってみたい未体験の遊びってのが3つあってね、そいつがさ、①カートでレース場を走る②スカイダイビング③スキューバーダイビング、なんですわ。
鳥取県の海岸線を走っている時に急に明るくキレイになってきた海を見て、ウチ決心しちゃった。「よし!スキューバーやっちゃる。」ってね。

それからすぐネットで沖縄のダイビングスクールを調べて、何とか滑り込みで予約を取ったんだ。受講期間は7月7~9日の3日間。それに合わせて民宿も押さえて準備万端。


今日は沖縄到着3日目の7月7日、心待ちにしていたダイビングスクールの初登校日。
初日は午後1半時からの登校でイイとのことで持ち物は水着とタオルのみ。久しぶりの学校っていう響きにドキドキしつつ15分ほどバイクに乗ってホテルの1階にあるダイビングショップに到着。

ショップには6人ほど良く日に焼けたお兄さんお姉さんがいまして、1人がウチに対応してくれてまず申込書や病歴に関するアンケートに記入するように指示。「それじゃ、ぼちぼち始めよっか。」セリフと共についにウチの担当のスキンヘッドでサングラス姿のインストラクターが登場して、ウチは案内された受付の奥の小さな事務所のイスに座りました。そこには先客がいまして、彼はタンクトップの上半身から背中、腕に彫ってあるタトゥーが見えています。「彼は君と共にこの3日間ライセンス取得の為に学びます。」とインストラクターが紹介してくれました。

それぞれ自己紹介を済ますと、スキンヘッドインストラクターが「オっ!?昭和50年生まれじゃん。俺とタメだね。(タトゥーの)彼は27歳だよ。みんなオヤジってことで仲良くしよう。」とのセリフ。そこで面白そうに会話を聞きながら事務仕事をしていた髪の毛金色のお姉さんが、「お兄さん良く焼けてるねぇ、サーフィンやってるでしょ?」と話に参加してきました。
「いやぁ、俺はバンドマンなんすよ。焼けてるのは違くてぇ~。」ウチがこれまでの道のりを説明すると一同大盛り上がりっす。
何かイメージしていた学校とは違ったけど、みんなノリのイイ感じの人で楽しい。

「じゃあ、これ教科書ね。今日は海には出ないで学科だけにしよう。」
「あれ?水着使わないの?しかも教科書ぶ厚いっすよ~。」
「イヤことをなるべく先にやっといた方がいいでしょ。教科書は全部読むわけじゃないから大丈夫。問題が載ってるからそれを解いてもらって後で解説するからさ。よし、5時まで頑張ろう。」
といきなりテストからのスタート。分からないところは教科書読みながら解くって方式ね。

今回ウチが通ったのは、世界最大のダイバー指導団体「PADI」のスクールです。そこでオープンウォーターダイバーというレベルのライセンスを取得する為に学びました。そもそもライセンスには水中フォトグラファーやナイトダイバー等20以上の種類があります。ウチが取得したライセンスで何ができるのかって言いますと、機材の購入・レンタル、同ライセンス所持者2人組(パディと言います。)での監督者なしの水深18mまでのダイビング、更に上級のライセンス受講資格であります。このライセンスは国家試験をパスして初めてもらえる免許というわけではありませんので、学科についてはほとんど自習という形態なんですわ。


次の日朝8時半ショップに到着して一服していると、相方のタトゥー君と体ムキムキのイケメンインストラクターが「二日酔いダイジョーブ?」などと会話しております。ウチも話に参加すると、どうやらタトゥー君は去年体験ダイビングをここのショップで経験しており、色んなインストラクターと顔なじみで昨日の夜インストラクター達と飲んだらしいことが分かりました。「バイクの彼は飲めるの?」とイケメンに聞かれ「まあまあっす。」とウチ。さっそく意気投合しまして夜飲むことを男と男の約束です。

夜いったん宿に帰ってからバスでムーンビーチに戻り、タトゥー君の電話の案内でイケメンインストラクターの家にお邪魔。開け放たれたベランダから中に入るとすでに2人は飲み始めてます。すかさずオリオンBeerで乾杯した後、インストラクターの奥さんやカワイイ小さな子供達と共に話が弾んできました。
「泡盛が良かったら勝手に台所のグラスと冷蔵庫から氷入れてきてね。」となぜかタトゥー君。イケメンも「遠慮はいらないよー。」とのこと。ウチはお言葉に甘えて泡盛もいただきます。
そのうちイケメンのお父さん(かなり顔が濃く外人みたいな感じ)も帰っきて何か声をかけてくれましたが、酔っ払ってるのと沖縄の方言をしゃべる為に何を言ってるのか分かりません。しばらくすると、そのお父さんが揚げた魚を持ってきてテーブルに置いてくれました。本土にはいない魚らしくかなり旨かったなぁ。
お母さんもいつの間にか登場して、酔っているタトゥー君と次の日の午後一緒にデートする約束をしてます。そのうち他のインストラクター2人もから揚げのお土産を手に合流してきました。ウチは久しぶりの大人数の飲み会で大興奮―!楽しくて楽しくて~もうハッスルハッスル!結局午前1時過ぎまで飲み、帰り道をイケメンの奥さんと髪の毛クルクルパーマのインストラクターに車で送ってもらいました。

ちなみに、その次の日がスクール最終日で2本潜って終わりの予定だったんですが、タトゥー君は二日酔のため朝ちょっと遅刻しました。船で沖に出て1本潜った後、彼は急激に気持ち悪くなった様子で「来年また来る~。」と言い残してリタイヤです。一応午後に体調が復活したらまた潜るってことだったけどちゃんとライセンス取れたのかなぁ?

d0023622_1257454.jpgダイビングスクールに通う前日に行った断崖絶壁の観光スポット万座毛。「万座毛」とは万人も座する草原という意。遠くから見ると象の鼻のような形の岩が見える。

d0023622_1258281.jpgうちのドラムのTakuA・・・じゃなかった、飲み会でハシャいでるイケメンインストラクター。普段はホントにカッコいい人です。一応その場でblogに載せることを確認とりましたが覚えているのかなぁ。ショップの方はホント楽しくてイイ人ばかりでした。みなさんその節はアリガトウです。
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  by macbeth30 | 2008-09-01 13:07 | 旅日記

Out of Anchu 「沖縄の太陽」の巻

「イテェ!イテエよぉ~、もうダメだ。バイクの旅がこんなに辛いなんてオレァ知らなんだ~。」

これは、43日間に及ぶ旅行体験の中での出発して2時間後のワシの叫び声。
何故にワシがこんなに痛がっていたかと言うと、バイクの後部シートに荷物をくくりつけて後ろのスペースが完全に無くなってるところへ、でかい登山リュックを背負ってちっこい125ccバイクに無理矢理乗り込んでいた為に体が前に押しやられ、しかも背中を後ろに反らしながらの運転っつー異常な姿勢に足腰が耐え切れず、キリキリと味わったことのない猛烈な痛みを発し始めたからなのですわ。
結局、その痛みの発信源である憎たらしい登山リュックを足元に置いて股の間に挟みこむことで2時間の格闘は終了ちゃん。周りから見るとおかしなスタイルではあるけど問題は解決さんです。その後、嵐であろうと酷い山道であろうともそのスタイルを押し通してやりました。

ってことで、今回はワシが旅に持っていったアイテムについて紹介しようかいなーっと。
カバン類は全部で3セット。
1つ目はでかい防水バッグで、中身はアウトドアグッツ一式。こいつはバイクの後部シートにくくりつけてやりました。
2つ目は登山リュックで、衣類一式が入っておりまする。股にすっぽりで何故か安心で落ち着く抱き枕状態。
3つ目はワシが普段から愛用してる15年目の小型ショルダーバッグ。中には、カメラ、i-pod、財布等の貴重品を入れて常に持ち歩く感じで。(絶対濡らしちゃいけないバッグと決めてたのに何度も雨でグチョグチョになって、財布の中身は古文書風にアレンジされることに。自販にお札が入っていかなくて苦労しました。)

  ★持って行って良かったモノ ★
①圧縮ケース:アウトドアグッツ店で手に入れた一品で、衣類・寝袋を入れて4方向に付いているベルトを締め上げていくことにより体積を1/2に減らすことができる。
②方位磁石:道に迷った時の最終兵器。ナビが無いのでこいつに何度助けられたか。
③mylo:ソニーの製品でワイヤレスでネットができる。デジカメ代わりにもなり、他にも音楽、ビデオも楽しめる。
④防水スピーカーと途中で買った缶コーヒーのおまけに付いてきたラムちゃん:独りで寂しい時に。

  ★持っていって失敗のモノ ★
①アウトドアクッキング100の本:んなおしゃれな料理を作っとる余裕なし。
②100円ショップで買った炭:なかなか火がつかん。ついても燃えにくく火力なし。キャンプ場に落ちてる使い古しの炭を拾い集め、そいつを元に着火する羽目に。15年のBBQ人生でこんなに苦労したの初めてよ。パッケージには非常に長持ちって書いてあったが、その通り2kg買って旅行が終わってもまだ少し燃え残っている。


ラララ~♪ ここいらでワシの旅日記そんなこんなで辿り着いた沖縄編へGO~!!

7月5日、予定通り夕方沖縄本部港に入港したフェリーから西海岸を走っている国道58号を南下して、4泊5日で素泊まりの予約を取ってある民宿のある恩納村を目指したんでやんす。
空が広いー!海がキレイだぁ!砂浜も真っ白じゃん!ヤベーたまらん!
思ったより日差しが暑くなくて風が心地イーなぁ。ホント来て良かったぜ。
この頃の沖縄の夕暮れ時間は7時半頃。まだまだあたりは昼間と同じく明るい。なのに日差しがあまり暑く感じないです。(何日か過ごして分かったけど、5時を過ぎると急に涼しくなるみたい。沖縄人は夕方以降冷房を消して窓全開で過ごしてました。)
そのまま1時間ほど走り続けると海沿いにすぐ宿を見つけることができ、すぐチェックイン。この日は久々にテレビを見ながら買ってきた弁当を食べて、すぐ就寝zzz~。

翌日、途中で世界遺産の勝連城跡を経由しつつ前に八王子で仕事帰りに飲んだ沖縄料理店の店員のコに勧められた海中道路(本島の東海岸の中央よりやや南に位置するうるま市の与勝半島と平安座島を結ぶ全長4.75kmの県道。土手を築いて造られた道路としては東洋一の長さとのこと。イメージとしては江ノ島の橋みたいな感じだけど、規模と景色が全然違うんだなこれが。)に行ってみることに。この日は、前日思ったより日差しが弱かったことを踏まえてTシャツ1枚で出発。風を直接肌で感じて最高っす!
まっすぐ伸びる海中道路に突入し平安座島へ向けてバイクを飛ばします。しかし、この頃から太陽が高く昇り始めてジリジリとワシを照りつけ、日差しが暑いっていうかかなり痛く感じつつありました。でもせっかくここまで来たのだからと我慢しつつ先へ。実はこの道路、平安座島が終点ではなく島を通り抜けて更に奥の計4つの島へアクセスできるようになっておるのですよ。島々はそれぞれコンビナートやサトウキビ畑など景色が異なり行ってみると面白い。
結局最後の伊計島まで行き着くと、そこのビーチを高校生達が貸しきって水着でハシャイでおりました。「いいなぁ~ワシもあの頃にこのままの頭の中身で戻りてぇ。しかも共学はズルい~。」と中高共に男子校出身のワシは思いつつも引き換えすことに。

日差しがイテェよぉ~と半袖で来ちまったことを後悔しながら走ってると、イカン!今度は予定外の小さな島へ向けて伸びる橋を発見しちまった。「ちきしょー!そうまでしてワシにかかってくるか!行ってやろうじゃないの。」とその島に挑むことに。渡って走って行くと島の途中から舗装されてない細い砂利道となっております。エイヤー!徒歩で進軍じゃい。たまに畑で作業しているオジサンがいますがどうやら無人島のよう。島の奥へ向かって1時間ほど歩きついに終点に辿り着きました。
そこには洞窟があり、入り口で輪になって7,8人が座ってるんですわ。なんか宗教めいた感じでいと近づきがたし。そこで古ぼけた看板を発見。どうやら「ジャネー洞」という洞窟でもともとは縄文時代の住居跡らしく、地元の人から祖先発祥の地として信仰が仰がれているみたい。
また昼過ぎの暑い日差しの中、汗をダラダラかきながら徒歩で引き返していると1台の車がやって来てワシの前で停まり、「すみませーん、この先どっかでUターンできますか?」と声をかけてきたんで、「ああ、この先の洞窟の前の広場でたぶんできますよー。」と教えてあげました。またしばらく歩いてると、さっきの車が引き返してきて「ありがとうございます。良かったら送ってあげますので乗ってください。」とドアを開けてくれました。「私はここの近くに住んでいるのですが、この島に渡ったのは初めてでしてね。」
どうやら、この島は地元の人もあまり足を踏み入れないとこらしい。たまたま、ドライブ中に迷い込んだらしくおかげで帰り道は冷房の効いた車でバイクまで行けちゃった。ラッキー!

その後、宿でシャワーを浴び、長袖に着替えてさらに万座毛を観光。夕方に栄えていて店がたくさんあるムーンビーチまで1時間散歩がてらに歩いて焼鳥屋で乾杯~。真っ赤に火照った腕にキンキンに冷えて心地よいオリオンBeer。「っかぁ~旨い!親父おかわり!!」。

d0023622_13351149.jpg7月5日~9日まで生活した民宿「フルーツハウスKen」の部屋。素泊まりで1泊2500円だったが思ったよりキレイでかなり落ち着けた。嬉しいことに洗濯機も有り。もちろん冷房はつけ放題。ただし周りに何もないので乗り物がないと不便かも。


d0023622_13372499.jpg丘の上にある世界遺産「勝連城跡」の城壁から撮影。ここにはかつて琉球王国に最後まで抵抗した阿麻和利という有力者が居城。が、首里城攻略に失敗して滅んだ。暑くて坂道や階段を登ると汗がダラダラ流れたが、風を体に受けつつ上から景色を望むと苦しさが吹き飛んだ。
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  by macbeth30 | 2008-08-25 13:56 | 旅日記

Out Of Anchu 「船酔いvs酔っ払い」の巻   

最近雨が変な具合に降ってきますなぁ、集中豪雨ってヤツ。そいつは我輩のバイクな旅の中でも何回か経験済みですぜ。まぁ、我輩の場合はそれほどヤバいのは経験していないから恵みの雨となっていたんすけどねぇ。

6月16日から出発の往路は梅雨時であって降ってくるのは普通の長雨でございましたのね。濡れながら走ると寒くて完全に風邪ひく感じっす。夜まで降り続いた時はキャンプの食生活にも影響するしメチャ最悪~。その最悪の場面は以前にも述べたかと。少しでも雨が降ってくると、我輩は急いで道端にバイクを停めてしっかりカッパを着てました。

それに対して、梅雨明け直後の猛暑の中をつっ走った復路では、短時間の雨の場合はそりゃあ恵みの雨っすよー、最高に気持ちイー!天然のシャワーってことで汗を洗い流しつつ体もクールダウン。雷の豪雨の中を「ワハハー!」と喜んでズブ濡れで走り続けてましたなぁ。
終日の雨は泣きそうになるけど不思議なことに20~30分そのまま走ってると、ふと雨が止んで急に明るく太陽が顔を出し、川のように水が流れていた路面も渇いてもとの猛暑に戻るって感じなんですわ。

でも、その路面が乾いている地域ってのは最初から雨が降っていなかったというわけであり、そこが町中だったりすると結構恥ずい。「まぁ!なんざんしょあのコ?全身ずぶ濡れでかわいそうなコなのかしら?トシちゃま、近づいたらいけませんよぉー。」独りで長い時間過ごしていると色々な妄想が働いちまうんだなぁ~これが。


ほんじゃ、日記いっちょういきますぜ!

7月4日の16時に無事に沖縄行きのフェリーに乗船した我輩は、翌5日の17時20分に到着するまで完全なるフリータイムを手にしたわけであります。

ちなみにこのマリックスラインの船は、沖縄までの直行便ではなく途中で奄美大島、徳之島、沖永良部島、与論島と寄港して行きます。沖縄本島でも本部港に寄って最後に那覇港に到着ってな具合。我輩の目的地は、運賃が那覇港までと比べて多少安いので本島の北部に位置する本部港に指定してあります。
その代わりに選んだ部屋は多少高い2等寝台(2段ベッドが4組置いてある8人部屋)。かかった料金は、旅客運賃19900円+自動二輪車運賃6900円。沖縄まで羽田から飛行機でうまくいけば3万円台で行けるので、時間があるからといってわざわざ鹿児島までバイクで来てもあまり割が合わない計算となりますなぁ。でもまぁそれはそれ、船旅もなかなかのんびり楽しいものでやんす。

案内された部屋のベッドに荷物を置いた後、我輩は早速船内を探検することに。
船内は冷房がほど良く効いていて快適快適―。
「オっ?なんじゃこの扉は?なんだトイレか。」「オ?またトイレ発見。」「またトイレ。トイレいっぱいあるなぁ。」「ゲーセンだぁ!でも我輩が中学生頃の古い機種ばっか。」「売店の中へ侵入!色々あるなぁ。弁当、パン、お菓子、土産、雑誌、酒、おつまみっと。」「レストランは~まだやってねぇみたいね。」
そして待望の浴室を調査開始!
「なんだぁ~、シャワーのみか。。。」航行中に目の前の海を見ながら風呂にゆったり浸かる、そんな野望をもっていた我輩はちょっと残念でしたが、この旅はシャワーを浴びれるだけでもありがたし。
最後に3階屋上の甲板に出るとちょうど船が出港するところ。
船が汽笛を鳴らしながらゆっくり動き出すと、この旅行中何度目かに味わうあの感じが再び胸を動かします。今まで東京から鹿児島まで通ってきた情景、出会った人々が浮かんでは消えていってまるで鉄郎になった気分。「あ~、本土よーさようなら。そして希望の沖縄へ。あり?メーテルは?」

桜島の真横を通り過ぎた頃、我輩は船室に戻って早速シャワーを浴びに。
んーさっぱり!気持ちイイっす。船はすでに錦江湾を出てゆっくり揺れてる中、フラつきながら部屋に戻って休憩しているとチョイと揺れに疲れてきた。
「こりゃあ、明日の夕方まで長時間揺れてるのは厳しいなぁ。」と船酔いの予感を感じた時、「チ-ン!」と頭の中にひらめいたのですよ!


「はてさて?一体全体、船酔いと酒酔いどっちがつえぇんだ、じっちゃん?」

実験~実験~!早速我輩は自販で缶Beerを買って、その足でフラつきながら売店へ。「小あじ~」という比較的量が多いおつまみをゲットしてそのまま甲板へと上がりました。
空いているベンチに座りつつ乾杯~!んーまいっ!シャワーを浴びた後のBeer最っ高~!海風気持ち良しー!
周りにも結構人が出て来てまして同じようにみなさん飲んでいます。
気が付くと辺りは真っ暗になっていて、空には無数の星達が輝いているではあーりませんか!たまらなくキレイっす。

小あじと星空をつまみにBeerを数本飲み干した我輩は、再び売店へ降りていって今度は鹿児島焼酎をゲット。甲板に戻ると近くにはギャルの姿もチラホラありまして、南の島への旅に浮かれてキャアキャア騒いどります。この旅でなぜか徐々に酒が弱くなりつつある我輩はすでにいい気分でできあがりつつありまして、ギャルの「ちょーヤバい!」の声が聞こえるごとにヘラヘラ顔で焼酎をちびりと口に含んで、完全にオッサンスタイルをきめています。

で、実験結果は?
・・・酔っ払ってあんま覚えてないっす~、すまん!じっちゃんっ。
あれですな、船の揺れの中で飲むと相乗効果でかなり酔っ払うってこと。
翌日は特に気分も悪くならずに本も熟読できる状態だったんで、たぶん「最初に酒飲めば船酔いは克服できる」みたい。

d0023622_22445382.jpg鹿児島新港から沖縄本部港間をほぼまる1日過ごしたフェリー。途中、その他の島々を巡り、各30分くらい停泊しては次の島へと向かう。最初は少なかった乗客も寄港するにつれて増えた。

d0023622_22461974.jpg2等寝台のベッド。シーツではなくゴザが敷いてあり、最初はびっくりしたが涼しくて結構寝心地がいい。それに対して枕は硬いのと高過ぎることもあり、結局は持参のキャンプ用の携帯枕を使用。
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  by macbeth30 | 2008-08-21 22:57 | 旅日記

Out Of Anchu 「コッペパン」の巻

ヤられた~!
何を?先を越されたんですがな!
まさかの展開発生。
昨日の朝起きてみると、友人のS君から1件メールの着信がありまして
「函館で青森行きのフェリー待ち」とのこと。
どうやらアチキの「南」に対抗して彼は「北」に向かった模様。「北」に異常に憧れを抱いているアチキとしては、悔しくて悔しくて。すませんつい愚痴ってしまいました。

よし、深呼吸で九州最終日の日記を書いちゃる!

7月4日、アチキは前夜から泊まっている鹿児島市内の満喫でゆっくりとした朝を迎えました。この日のメインの予定は日本本土を離れること。

そーなんです。この日は、ついにアチキはバイクでさらに南下すべく18時発のフェリーで島々へ旅立つ日なんです。事前に満喫ネットで調べてみたところ、どーやら車両も乗船させるためには出航の2時間前には港で手続きを完了しなければいけないらしい。
にしても、まだ10時で夕方までは時間がたっぷりんこ。
よっしゃー、市内観光大作戦決行っー!
家からあるだけ持ってきた母親の10年前の黄ばんでいる「るるぶ九州編」を早速開いて、すぐ近くの城山と周辺に行ってみることに。

いやいや、いやぁー、ホントに面白い。
前にちょいと言ったけど、この旅では暇な時は小説を読むようにしてました。しかも読んでいるのは明治維新から西南戦争のヤツ。読んでいる場面がまさに目の前にドーンってな訳ですよ。エキサイティング!こんな興奮はまさに初めて。実物を見て、「話の通りだぁ!」、話を読んで、「ありゃま、実物の通りじゃん。」となるわけですがな。

そんなこんなで、最後の観光スポット「西郷南州顕彰館」(西郷隆盛に関する博物館。入場料100円。建物の隣には西郷を始め薩軍の戦没者の墓がある。)を12時過ぎに出てきてランチでもゆっくり食べよっかね?と思いつつ、駐車場に停めてたバイクまで歩きそこで一服。ボケェ~っとアホ顔をしてますと、前に駐車してある白い1boxから人の良さそうなオジサンが出てきまして「バイクで来たのですか?」という内容を軽い鹿児島なまりで話しかけてきました。

「ここの駐車場はねぇ、高台にあって風通しがいいし日陰があるだろ?周り見てみーよ、完全に外回り連中のさぼり場。」見てみると確かに色んな会社の車があって中の人々はグータラしております。「俺もここで休憩中~。あ、そうそうバイクで走り回ってるんなら腹減ってるだろ?」と彼。ランチにしようと博物館を出たのに、話し込んでしまって気が付くとすでに1時間以上経過しちゃってました。
「昼まだ食べてないんすよ~。」
「ならこれ食いなよ。」と彼は車の中をゴソゴソあさってバター入りのコッペパンをポンッ。「何か飲み物も奢ってあげるよー、何がいい?俺はコーヒーにするけど。」
「あ、ありがとうございまーす。すいません、じゃあお茶をお願いしまっす。」
「買ってきてあげるから車見ててね。」

東京だとこの辺でなんだか怪しい!何に勧誘されるのか?って考えるのが普通なんすけど、地方の方達ってのはメチャ親切で東京から遠く離れれば離れるほどイイ感じなんですわ。やさしくてまっすぐで。イイ!メッチャ素敵!

その後も話続けて、「時間大丈夫?」「俺、この後フェリーで沖縄へ向かうんですよ。4時に港に着いてないとマズいんですが。」「港はすぐまん前だから大丈夫だよ。」「つーかオジサンは仕事はいーんですか?」「いーのいーの。どうせ俺、自由業で中古車の販売やってるだけだから。」結局3時頃まで桜島の噴火の写真見せてくれたりしながらおしゃべりっすよ。
最後に「また九州に来ることあったら連絡してちょーだい。」と名刺も手渡してくれました。

オジサンありがとーう!
全国のオジサンはイイ人が多い。。。

d0023622_1138337.jpg城山のふもとにある明治に建てられた薩軍の本拠地となった私学校の跡。熊本城攻略に失敗した薩軍が敗走して最後に出陣の地であるここに戻ってきた。今も当時の石垣が残っており、無数の銃弾の跡が見られる。現在、石垣の中は図書館等に。

d0023622_1140269.jpg鹿児島新港にあるMALIX LINEのフェリー乗り場。夏休み前だったせいか思ったよりも人はまばら。おみやげ屋のさつま揚げを試食したりしつつ、ここで2時間ほど過ごした。
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  by macbeth30 | 2008-08-19 11:45 | 旅日記

Out Of Anchu 「続々九州日記 7月3日の朝」の巻

7月3日午前1時過ぎ、佐多岬のキャンプ場で張ったテントの中であまりの暑さで目が覚める。
ずっと飲み続けているオッサンオバサンのキャンパーグループ5人組みの歓声が50mくらい離れたところからまだ聞こえている。。。

そう、佐多岬はこの旅で一番の寝苦しい夜を過ごした地でもあったんす。
昨日の空腹悪路強行軍で体が疲れているのにもかかわらず、途中で目が覚めてからは朝までに30分寝ては目が覚めてしばらく寝られないという苦しい状況を体験しました。ここでの経験もあって、沖縄制覇後の帰路では海岸は避けてなるべく涼しい高地にテントを張ることへとつながったのですが。


朝、寝不足気味で顔を洗いに炊事場に行く途中、オッサンオバサン男女5人夏物語のテントの前を通り過ぎると昨日あれだけ遅くまで騒いでいたのにもう彼らは活動中。
Beerの空き缶を片付けているオジサンの片付け先をふと見てみると、特大のゴミ袋3つに全てBeerのつぶれた缶が収まっている模様ですがな。
「ありゃりゃ!?」さすがにアタシは驚いて「おはようございやーす!」と声をかけてみました。

「おはよーございます!」と上半身裸で日差しで真っ赤に焼けているのか、全身赤く酒やけしてるのかよく分からないオジサンが関西弁で答えてくれました。
「お兄ちゃんどっから来たん?バイク?」
「そーっす。バイクで東京からです。」
「昨日の朝も同じく千葉からバイクできた兄ちゃんと話したわ。お兄ちゃんもこれから佐多岬?」
「いや、昨日夕方にもう佐多岬に行ってきたんすよー。昨日もここにいたんすか?」
「そや、今日で3泊目。毎年大阪から同じメンバーでここ来て釣りやりながら飲むのが楽しみでな。今日これから帰るんだけどなぁ。」
「毎年ここまで来るんすかぁ?スゲーっすねぇ。運転気をつけて帰ってくださいよー。」
「おおきに。兄ちゃんもなー。」
そんな軽い会話をしてから顔を洗って、海岸に沿って細長い造りのキャンプサイトをアタシのテントまで戻ってきました。


アタシのテントのさらに手前にも別のオジサンが一人いまして、彼がご飯を炊いているのを横目で見ながら食料を持ってなかったアタシは撤収作業を開始。
実はアタシこの一人のオジサンが昨日から隣でキャンプ張っているのは知っていました。
が、失礼ながらその見た感じというか身なりというかが非常にキレイではないお方でありまして、テントも何もかもがボロボロなんですよ。
で、あたしはホントに失礼ながら、よく公園とか河原に住んでおられるその道の専門の方ではないかと判断していたのであります。

荷物の片付けを終えてベンチで一服しておりますと、隣のオジサンがヨタヨタと接近してきたのでアタシはチョイト緊張。
「どっからバイクで来たんですか?」
「あ、ああ、東京ですけどぉ・・・。」
「東京のどこです?」
「品川です。」
「昨日は暑かったねぇ、さすがに全然寝れなかったよ。」
「あ、は、はい、そうですねぇ。あのぉ~、どちらからいらっしゃったんです?」
「私は福岡ですよ。最初家を出たのは1年半前です。北海道まで行って帰ってきまして、冬の間自宅で休んでまた出発。沖縄を回って来たところですよ。」
「え?!日本一周あとちょっとで完了ってことですか?バイクでですか?失礼ですけどおいくつなんですか?」
「67歳ですよ。自転車で回ってましてあと数週間で旅が終わる予定なんですが、名残惜しくてねぇ。最近は同じ場所に停滞しがちでここは2泊目なんですよ。」

見た感じとのギャップに超ビビりました~!
まあアタシも、この2週間ちょっとの旅ですでにジーンズに穴が開いたりとボロボロだったんですがね。

1時間くらいそのオジサンと話してオジサンに見送られつ出発、行きに通った県道は避けて国道で大隈半島を西回りで北上しました。
途中コンビニで朝食を済ませてから、今回の旅2度目となるバイクのオイル交換をすることに。
東京とは違って数少ないバイク屋を探しながら走っていると、ボートとバイク両方を展示してある小さな店を発見。オイル交換を頼むと主人のオジイサンがやってくれまして、作業後に奥でお茶でも飲んでいきなさいよと勧めてくれました。
奥さんも出てきて3人で楽しくおしゃべりターイム。
「鹿児島はどこ見てきた?」「佐多岬です。」と昨日の苦労を話すと「ありゃ!?その道は今じゃ誰も使わないよ~。ひどかったろ?」とのことっす。やっぱりね。

ここでも1時間ほど話してから出発して、夕方に鹿児島市に到着。磯庭園を観光してから市内の満喫でこの日は前日からの疲れを癒すことにしました。

d0023622_13555075.jpgバイク屋の老夫婦に勧められて行った霧島神社。慶応2年に寺田屋で負傷した坂本竜馬が傷を癒しに鹿児島の温泉に訪れた際に、妻のおりょうと共にここで参拝している。日本で最初の新婚旅行とも言われている。


d0023622_14111585.jpg仙巌園(磯庭園)。薩摩藩主島津氏の庭園。明治4年の廃藩置県布告に激怒した薩摩藩最高権力者島津久光は、抗議の意を込めて錦江湾に一日中花火を打ち上げさせてここから酒を飲みつつ観賞したという。背景の山は桜島。
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  by macbeth30 | 2008-08-14 14:29 | 旅日記

Out Of Anchu 「続九州日記 7月2日佐多岬」の巻

7月2日、ログハウスのおかげで毎朝恒例の撤収作業も一瞬で終わり、宮崎県日向市をルンルン鼻歌で出っ発~!海岸線沿いに南をひたすら目指し、いつもより早く出れたおかげもあって昼前に鹿児島県に突入成功しました。
そこは日差しがメッチャ強く、植物の緑の色が濃くて力強くドッシリと育っている感じ。それまで聞いたことのなかったセミの鳴き声が山々から全開で非常に暑く、初めて「来たー!夏だぁー!」と思った県が鹿児島であります。

1時頃に大隅半島に入り、宮崎からずっと走ってきた国道220号と別れを告げて半島の先端に向かう国道448号に入りました。
「そろそろメシにするよー!イイ店あったら入るべし。またラーメンがイイっかなぁ。」とオイラ思いつつ走りました。

気付いておられます?オイラが文中でルンルンという上機嫌単語を使うのは後で良くないことが起きる前ぶれだっつーこと。

腹が減っているのにホントずっと一生懸命走りました。。。


。。。ない。。。ない。。。な~い。あれれ?

1時間走っても店が一軒も出て来ねぇ。

その日目指していたのは、いつか日本一周しているチャリンコの人に聞いた日本本土最南端の佐多岬にあるキャンプ場。
まぁ、そこまで行けば日本を一周してる誰もが泊まる伝説のキャンプ場らしいし、佐多岬にも観光地だから何かしらあるだろう、落ち着いて行こー!しまって行こー!とオイラの心の中。

昨日のディナーはスナック菓子っす。朝はもちろんコンビニでパンを食べましたが、昨晩の分が響いて結構腹減りざんすよ~。

それでもしばらく行くと集落があって店も数件ありました。
「良かった~、助かった~。」
ところがあるのは、酒屋が3軒ばかりと生活用品の売店とガソリンスタンドのみ。鹿児島はウソみたいに酒屋があることは気付いてましたが、ここではさすがにみなさま食料はどーしてるんだろ?とオイラ思いましたよ。まだ燃料は余裕がありましたが、しょーがないのでバイクだけにはオイラの分も食べさせてあげようと思ってガソリン満タンに。

メシはどこじゃい?と思いつつさらに南へ。と、そこで分かれ道が。地図を広げるとほぼ直線コースで佐多岬まで行ける県道74号と大回りをして西の海岸線から攻める国道であります。
オイラは迷わず県道の方を選択し進んで行きました。

しばらく行くと対向車線があった道が1車線に、続いてさらに細く細~く。
「隊長、スゲーっす!両端から生えている木の葉っぱが屋根となり日差しが遮られ道にびっしり苔むしてます!」「気にするな!ちょっと行けば普通の道になるはずだ。」「隊長~!こんな季節に落ち葉がぎっしり道を埋めております。自分のバイクでは苔と葉っぱでツルツル滑って上手く進めないのであります!」「コケないようにゆっくり進むのだー!」「いつのまにかガードレールがなくなっていて左側が崖だぁ!隊長、隊長~!」「うるさい!んなことは見ればわかるわ。騒ぐと敵に見つかるじゃろ。」

そんな道を上ったり下ったり、クネクネ1つ曲がるごとに「メシ~!」と叫びながら進軍すること3時間、腹が減っている上に旅始まって以来の悪路に対する緊張感と「パンクしたらどないしよ?」という不安でヘロヘロです。しかも信じられないことに、満タンにしてそれほどたっていない燃料がひどい山道のおかげで半分を切り始めているのです。
今夜はこのまま脱出できずにこの道で宿営か?と覚悟を決め始めた頃、やっと悪路から脱け出すことに成功ー!超うれしー!

佐多岬の標識を見つけて、そのまま5時営業終了の展望台にギリギリに滑り込むことができ、観光も無事完了。展望台にはレストランがありましたが、今現在窓ガラスはバリバリに割れてて壁は落書きだらけの廃墟となってました。。。

ボロボロの汗だく状態でエヘヘ~と気が変になりながら、伝説のキャンプ場に到着したのは夕暮れ時です。暗くなる寸前にキャンプ場背後のホテルを発見した時は、もう有頂天ですがなー。ホテルに向かって歩くリズムに合わせて、なぜかライブ会場で観客が時たま叫ぶ「オイ!オイ!オイ!」というシャウトが出て止まりません。まぁ、後々考えてみるとその時のそれは原住民のそれではなかったのではないかと分析してますが(笑)。

とにかく、ホテルで温泉入ってから食べたビールとお刺身定食の味はヤバかったー!

d0023622_11253084.jpg鹿児島へ向かう途中の宮崎県の「フェニックス」という道の駅で撮影。周辺の海岸は、波の浸食によって見事な波状岩が続き「鬼の洗濯板」と呼ばれている。


d0023622_11294786.jpgエジプトのカイロを通る北緯31度線が横切る日本本土最南端佐多岬。灯台は、イギリス人の設計で明治4年に完成。昭和20年の空襲で焼失、現在の灯台は昭和25年復旧したものです。
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  by macbeth30 | 2008-08-14 11:42 | 旅日記

Out Of Anchu 「ログハウスパワー!」の巻

ここらで、オイのバイクな旅で過ごしてきた平均的な1日の流れを紹介しときましょーかね。
基本のフレーズは「太陽と共に」の一発であり、昔人の生活といえそーですなぁ。その理由は、日の明るいうちにテントを張り終えてディナーの準備まで整えておきたいってのがあるからなんですわ。

朝、5時前後に起床。顔洗ってボケ~っとしながら日の出に感動。いかんいかんと思いつつ、鍋で米を炊いて食事。暑くならないうちに即座に撤収の準備へ。(こいつが毎日結構時間がかかるんですよ~。)7時30分頃逃げるように出発進行ー!
 
☆めったにないけど万が一寝坊すると大変。片付けの最中に山の中でも熱気がやって来てTシャツが絞れるぐらいに汗だくに。朝からブルーな気分満喫ですぜ。


昼、12時頃道端の旨そうなラーメン屋、定食屋等を直感的に選び潜入ー!

☆12時ってのは理想な時間。運悪く山奥に入っていたりすると3時間走り続けても店が発見できないことも。そん時は泣く泣くランチ抜きでごわす。


夕方、4時頃宿営地に到着~。30分くらい休憩を兼ねつつ周りを散策。平らで岩が少ないイイ所を見つけたらテントを張って、6時まで読書等のフリータイム。6時にバイクで近所の目を付けておいた温泉に入りに行って、その後スーパーへ買い出しにゴー!

☆ホントあくまで理想というか希望ね。温泉なくて風呂入れなかったり、それが何日か続いてヤバい時は夜中に公園の水道で体洗ったことも。浮浪者気分も満喫済みっす。


夜、7時30分頃から炭をおこしたりしつつディナータイムになだれこみます。ぬる~くなったBeerと日本酒、泡盛等で現場は最高潮っす!そして10時頃睡魔に襲われ力尽きる。。。ZZZ

☆時には雨のためテント内でスルメを片手に盛り上がることも。

まぁ、話すとこんな感じになりますかなぁ。ケースバイケースでかなり流れは変わってきますけどさ。

さてさて日記へと移り、九州後半戦へ!
前半ではちょっとゴツい出会いがありましたが、後半はほのぼのな出会いがいくつかありましてイイ思い出となりました。

7月1日、オイは熊本城から東の阿蘇山を抜け宮崎県の海岸線に到達。そのまんま東を起用した看板を無数に見つつ、国道10号を海づたいに南下してその日は日向サンパークという道の駅に付属しているオートキャンプ場に落ち着くこととしました。
そこは有料でバイクの場合500円かかるのですが、テントスペース1つに対してちゃんと電源が1つ、駐車場が1つ付いており、道の駅内には温泉も。他にも素敵なログハウスも大小点在していてこの旅の中でも環境としては最高級のキャンプ場と言えます。

そういった状況を見学しつつオイは受付へ。中を覗くと誰もいません。建物をぐるっと回ると横っちょで椅子に座ってタバコ吸ってるイイ感じのオジサマがおりまして。
「こんにちはー!テント張って一泊したいんすけど。ここでイーんですかねぇ。」声をかけると、「いつ泊まるの?」とオジサマ。
「今夜です。」「今夜ぁ?」とオジサマは言いつつ、オイの前日、熊本のマムシのキャンプ場で虫に刺されまくって無数に赤く腫れまくっている手足を見ております。
「今夜雨がかなり降るらしいぞ。」見上げると確かに空があやしくなってきてましたが、「雨は覚悟の上っす。他に行くとこないんで~。」とオイ答えました。
ところがオジサマは「ふ~ん。」と言ったまんまの沈黙であります。オジサマは宮崎弁で会話してきてるんで気持ちを読み取ることが困難でもありまして、(ありゃ!?オイもしかして嫌われちまったのかい?あぁ~風呂入ってヒゲちゃんと整えてから来るんだったぁ。)と後悔しましたよ。
が、しばらくして意外にもオジサマの口からは、「雨の中じゃあゆっくり寝れんだろう。あそこにログハウス見えるだろ?あそこの鍵をサービスで貸してやるから使っていいよ。」というセリフが。横に貼ってある料金表を見てみるとログハウスの一番安いので5000円以上しています。
「エっ!マジいーんすか?」「オウ!マジマジ!イーよ自由に使いなって。」
さらにオジサマは、温泉の割引券も渡してくれました。

その晩は雨が降るということもあって、自炊はせずに温泉のとこにあるレストランで食べることに。温泉まで行って受付でレストランは何時までやっているのか聞いたところまだ時間がたっぷりあるようです。
そこで、のんびり浸かってから時計を見ると、あらあら、あと30分でレストランが閉まる時間じゃん。イカンイカン急がなくてはとレストランに駆け込むんだのですが中のオバチャンが「ラストオーダー終わっちゃってるんですよ。」と無惨にも一声です。
コラー、受付の人!ラストオーダーの時間も教えといてちょーだいよ~。オイはもうBeer飲んじゃってるし、バイクで出れんのよ~。
仕方なく道の駅の売店でさらにBeerとスナック菓子を買って晩餐ということに。

でもログハウスパワーのおかげでその晩オイはぐっすりんこ。久しぶりに大の字になって寝ることが出来ました。

d0023622_223045.jpgサービスしてくれたログハウス。横にテントも合体していて中は10人ぐらいは泊まれる広さ。オジサマの予報通り夜中に雨が降ったが、翌朝にはあがっていてイイ天気でした。


d0023622_225252.jpg
ラーメン激旨っー!キレイな店でも汚いボロボロの店でもどこ入ってもほぼハズレなし。九州では毎日昼はラーメン食っておりました。
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  by macbeth30 | 2008-08-09 22:32 | 旅日記

Out Of Anchu 「ブンブン~」の巻

「それにしても東京は人が多いものだなぁ~。」

これ戻ってきてから町へ出たときすぐに思った感想。
人の流れにちょっとした恐怖を感じるまでにまだ野生生活が抜け切れてないAnchuから今回もバイク旅行日記をみなさまへ。


考えてみると沖縄を制覇してからの帰宅までの時間がそれまでと比較して異常な早さであったと思う方もいたはず。
その通り!7月18日にフェリーで鹿児島に戻ってきてからの復路は完全にワテは全力疾走ー。夜10時くらいまで一日走り通しだったことも。25日まで完全に時間に追われての生活であったのですよ。

さて、なぜワテは時間に追われてたのでしょーか?
「ん~、スケジュール管理が甘いから!」
当ったりー!その通り。確かにスケジュール管理が甘かったからなのです。
で、何のスケジュールに追われていたかと言うとですなぁ、毎年7月終わりの週末にやってくるアレですよ、「フジロック」。
今年もヤツをなんとか観に行かなくては夏が始まらん~と心の中で唱えながら、沖縄から苗場まで1週間の間バイクで疾走していた訳であります。

で、反省したのが「全力疾走しなくてはいけない旅は面白くない。」ってこと。
もちろん旅においてある程度の大枠を事前に決めておくことは大切。例えば「どこどこの町のなんとかっつー世界遺産をワテは絶対見る!」とかね。
けれど、そこにスケジュールをびっしり細かく詰め込んじゃうとせっかくの未知の経験をしっかり味わって消化することができないのでして。

どっかの観光スポットを観に行く。そしたら、たまたまいたおっさんに「近くの何とかっつー店美味しいから寄って行った方がいいよん。」って教えられて行ってみる。
観光スポットを目指して道を進む。「おや?あそこに見えるアレって何?」「よっしゃー!寄り道じゃい。行ってみよーっと。」
やっぱり、旅の醍醐味はコレ。ワテは、フラフラ~と漂う旅が好きであります。

「いやぁ、復路の苗場までの旅路の印象が薄くて~。」そいつが今さらの後悔であります。


さてさてここらで、往路のお話「九州編」へいざ!

山口県下関市はなんとなくのどかな所でありましたが、関門トンネルを抜けて福岡県北九州市に入るといきなり印象がガラリと変わって川崎の港付近のような雰囲気を感じました。
あたりには一面「九州~」という会社の看板が目立っていて、「あー、もう引き返せないとこまで来ちまったぁ~!よっしゃ、やったる!」と気を引き締めつつ国道3号線で西へ移動。

時は6月30日、梅雨であります。下関市の時から雨がポツポツと降り始めていましたが、北九州市のスペースワールド付近からザァザァ本降りに調子を上げてきました。
前にも言いましたが梅雨時の雨ってのは、バイクではいい事全く無し。福岡県内の3号線は都市部を通っていて道幅も広く、まあ今回は昼過ぎの雨ってことで憂鬱ではありましたが特に大きな問題はなく移動を続けとりました。

ところが、宗像市に入ったとたんに周りの車の流れが一気にスピードダウン。
「ん?何ざんしょ?・・・検問?事故?」と不思議に思いつつ雨の憂鬱さもあって、トロトロ走る車の隙間を縫いながらワテは前へ前へ。

      「げ!しまった!」
思った時にはすでに遅し、完全に接近しすぎておりましたのですよ~。


久々に見るあのお方達。
「ブン、ブン、ブブブン!」と全開に間違いなく唸っております。
ワテのバイクのすぐまん前には、10数台の少し純正でないバイクのお方達がぁ~。
一番後ろに位置するバイクに2人で乗っているお方はコッチを向いてニヒルスマイルであります。真ん中あたりにはヤマトな形のも見受けられます。

ワテはこういった状況でのこういった方々とのコミュニケーションのとり方がいまだによく分からないんで、まさに「どーする?どーする?俺どーする?」状態。

スィっと左に入ってやり過ごすのもありかなって思いましたよ。
でも、あちらは全く気にしてなくてもこちらはイロイロ誇大妄想炸裂です。最悪の妄想が働いてしまい、何台か追いかけて来るイメージがぁ~。
仕方なく、接近しすぎている車両間隔を徐々に気付かれないよーにそぉーっととそぉーっと開けていくいく作戦に。

イロイロなバイク集団の一番後ろにテントやら登山リュックやらの荷物満載のワテのバイク。
しばらくの間周りから見ると面白い光景だったんじゃないかと(笑)。

緊張感の中、見事作戦成功っす!
こちらを振り返っていた彼も振り返らなくなり、ワテも一般車両の中に紛れ込むことができましたよ。よかったぁ。

そして、しばらくすると彼らは全員一軒のガソリンスタンドの中へ。
それに合わせて周りの車もいっせいに何かに取り付かれたかのようにスピードアップ。

なんだか少し疲れた九州初日の出会いでありました。

d0023622_21432049.jpg上記の出会いの後、博多で一泊。写真はその次の日に泊まった熊本の無料キャンプ場の炊事場。
まむしとの出会いはカンベン~と思いつつ夜はとりあえず酔っ払ってやり過ごす作戦に。

d0023622_21521714.jpg宮崎県にある天翔大橋。長さ260m、高さ143mでコンクリートのアーチ橋としては日本一長い橋と同時に高い橋。
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  by macbeth30 | 2008-08-03 22:04 | 旅日記

Out Of Anchu 「あり?最終回?」の巻

う~ん・・・、ん?朝か。
セミの鳴き声が激しいなぁ、暑くならないうちにご飯炊いて早くテント撤収して出発しないと。
さて今日は、今どこまで来てるんだっけ?

おや?ここは、見覚えのある・・・。
僕の部屋ではありませんか!?


そう僕は、昨日7月28日午後4時20分、出発して44日目ついに帰宅したのです。
兵庫→愛知→群馬→新潟→東京。

一ヶ月以上移動と自然の中で過ごしてきた僕にとって、久しぶりに入った自分の部屋は妙に無機質に細長く白く感じられ、それから徐々に僕の感覚にすり合わされていくようになじんでいっきつつだいぶ遅れてホッと「帰ってきたんだぁ。。。」という実感への到達という不思議な感覚を味わいました。

正直なところ「東京」と標識が出始めたと同時に僕の心の中には「帰りたくないー!」の言葉が生まれ、最後に自宅が見えてきた頃には「旅が終わってしまう」切なさと乗り続けてあんなに腰が痛くて苦しんだ(弟の)バイクへの別れで何ともいえなく悲しくて悲しくて。

そこで僕は思いました。
「日本を制覇したい!」
「北だ!そうだ北がまだあるじゃないか!」(途中出会った何人もの人たちにそのまま北上しろ、北はたまらなくイイ所だと言われてきました。)

そういうことで近いうちに「日本北上計画」の野望を発動したいと考えております。


で、僕の黄金生活旅日記はポツポツと声があるので思い出を最後まで語っていこうかと。
次回「九州編」よろしくさーん!
d0023622_1802174.jpg山口県下関市と福岡県北九州市を結ぶ関門国道トンネル(国道2号線)。料金は125cc二輪車で20円でした。トンネルというと普通は外より涼しく冷房が効いているかのようにヒヤッと感じるところがほとんどだったのですが、ここは別。中は外より暑かった~。写真は北九州市側から撮影。魚の口の中へ車が吸い込まれていきますです。


d0023622_18242246.jpg前にお話した営業車から出てきたオジサンに勧められて行ってきた島根県の石見銀山。去年世界遺産に登録。今も江戸時代、明治時代に建てられた家や代官所、床屋が残っていて風流な町並みを見ることができます。
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  by macbeth30 | 2008-07-29 18:45 | 旅日記

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