<   2008年 09月 ( 6 )   > この月の画像一覧

 

Out Of Anchu 「美ら海物語」の巻

目を軽く開けてみると、そこは白くぼやけている世界。だが、いつものぼやけている状況とは違って、見えるもの全ての輪郭がハッキリしている。
ソレに気付いた時、拙者はたまらず目に涙を浮かべました。

マジで感動!裸眼で見る世界の素晴らしさ。

拙者、実は最近視力矯正手術を受けてきたのですわ。
流行のレーザー照射のヤツで、場所はアノ有名な銀座の眼科。

思い起こせば、10歳頃から急激に視力が低下しまして、メガネ人としての生活に入りました。その後、中学生でコンタクトの道へ。
視力は「右」とか「下」とか言う例の検査で、一番上の一番大きいヤツも見えない0.010.02のいわゆる弱視さんです。

今回のバイクの旅にもコンタクトとメガネの両方を持っていきましたが、1泊目の静岡県のキャンプで早くもメガネを紛失。そのため1ヶ月半の旅行中、かなり不自由な思いをしながら沖縄まで進軍したのも記憶に新しい拙者でございます。

ところがですよ、手術を受けて1時間後にはもう視力が回復の方向に向かっていることが自覚でき、翌日の検査では早くも裸眼で1.51.2を達成したのですよ!
まさに驚愕―!

確かに、手術終了後数時間は痛かったですよ、ハイ。
個人差もあるみたいですが拙者の場合、右目にゴミが入ったような痛みが5時間くらい続き、その間涙が止まらない止まらねえ。
帰りの電車の中でも泣き通しでしたよ。

でも翌日にはケロッと違和感も無くなり、視界もクリアでやんすー。
とにかく言いたいのは、裸眼で見る世界は何かが違う。違うのだよ!
迷ってる方は早くやっちゃいな!お勧めですよー。


あー、さてさて。それでは、そのメガネを初日で無くした旅のお話。

東京を125ccバイクで出て28日目。および、石垣島に到着して4日目。
考えてみたらさー、石垣島にウィークリーマンションを借りてはいるものの、波照間島、西表島と飛び回っていて石垣島自体をまるで観光してねーじゃん!
こりゃあ、石垣島に申し訳ねぇ。

っつーことで、この日はせっかく沖縄本島で取得したライセンスを使うことに決定―!
そう!スキューバーダイビングっす。(紹介しませんでしたが、拙者は波照間でも潜ったので2回目となります。)

ここ石垣島の川平石崎(島の北側に位置)は、マンタ(オニイトマキエイ)と遭遇できるメチャ有名なスポットで、「マンタスクランブル」と呼ばれているんですわ。
マンタが現れる理由は、体のクリーニングをするため。
マンタスクランブルには、クリーニングステーション(サンゴがびっしり生えている水中の山)があって、現れたマンタは根の上をゆっくり回りながら、体に付いた寄生虫をここに住むベラに取ってもらったり、古い角質を食べてもらったりすると言われてます。


石垣島を含めて八重山諸島のレジャーの便利なところは、電話で申し込むと車で迎えに来てくれるとこ。宿泊先や日帰りなら港まで、朝迎えにきて帰りも送ってくれるのです。
この日も、石垣空港近くのマンションまで来てくれての出発でした。


さて、30分後川平湾に到着。

この日は、午前中にまず普通の熱帯魚を鑑賞してから午後、マンタスポットに繰り出す予定となりました。そう、上記のマンタ以外にここは「ハマクマノミ」、「カクレクマノミ」など日本に生息する「トウアカクマノミ」以外の5種類のクマノミに出会えることでも有名なのですな。

ダイバーが8人ほど乗り込み沖へと向かいました。

そのダイバーの中に、大学生くらいの息子とその両親と思われるグループがおりまして、かなり目立った存在でありました。
何がそんなに目立つのかと言うと、息子の年齢にしてはかなり若く見えて綺麗なその母親、「リカちゃん」というピンクの文字とその下にリカちゃん人形の絵が入っている大きなバッグを手に持っているのです。
そしてなんていうか~、これから海に入るという状況に全くそぐわないその格好。
頭には、キャディーさんのような日差しよけの防止。腕には、これまた日焼け防止の名前が分かりませんが、最近町で見かける布製のすっぽり覆うアレ。

「綺麗な人は、やっぱ色々気を使ってるんだなぁ。大変だぁ~。」なんて拙者感心してました。


そして午前中の1本目のダイビングが終了し、船が戻る途中の甲板での光景。

ダイビングが終了すると通常、船ではよく冷えた麦茶がカップに入れられ配られます。
それを飲みながらくつろぎ、拙者ふと目をやりますと、例の彼女がまた全身装備を固めてます。

まぁ、強烈な南国の日差しですからねぇ、気を緩めるとすぐに焼けてしまいますよ。
お肌に気を使っている人にはこの海のダイビング、すごく大変だと思います。

そのうち日差しで全身が乾いてきたのでしょう。彼女が、隣の旦那さんに「お肌が~!お肌がぁ!」と耳打ちし始めました。
そこでその旦那さん、ダイビングショップのガイドに向かって「この船に真水は積んでないのか?」と尋ねましたが、「すみません~、真水はないんですよぉ。麦茶ならありますけど。」とガイドのお返事。

その間にも例の彼女は、「海水でお肌がツっ張る~!あぁ~。」と苦しんでおられます。

それを見て旦那さんは決断。
「ヨシ、麦茶をくれ!」

カップに用意された麦茶を手に「イイか?」と彼女に尋ねると、
「早くかけて!」。
彼女の顔面にバシャっと旦那さんがかけてやりますと、生き返った表情で「もっと!」と彼女。
「お前も早くかけなさい!」と息子も旦那さんに促され、家族総出で麦茶大会ですよ。

そんな光景を見ながら拙者は、冷えた麦茶を美味そうに飲み干しました。
「女性は大変なんだねぇ。」

まぁ、そんな珍しい光景を見かけたせいかしら。その日の午後、お目当てのマンタには全く出会えませんでしたわ。(悔しさもあって、次の日も再びマンタにリベンジしましたがダメでした。)

d0023622_19153374.jpg日本百景にも選ばれている川平湾。海の色は太陽の光で次々と表情を変える。遊泳禁止エリアではあるが、見ているだけでも飽きない美しさ。マンタスポットへは、珍しいことに港からではなくこの砂浜から出航。


d0023622_19165316.jpg石垣島北西に位置する御神崎。灯台のある岬で夕日スポットとして有名。麦茶大会の夕方、レンタカーで向かった。
[PR]

  by macbeth30 | 2008-09-26 19:25 | 旅日記

Out Of Anchu 「西表島のジャングル」の巻

「ただいまー!」と波照間島から石垣島のウィークリーマンションに帰ってくる不思議。なんつーか、旅先で借りたマンションからさらに1泊2日の旅に出て戻ってきて、ドアを開けて落ち着く。こんな奇妙な安堵感は二度と経験しないんだろうなぁ。。。


さて、ともかくもそんな南の島々での生活でありまして、今回は波照間島から帰ってきた翌日の西表島で過ごした一日をレポートしましょー!

西表島は、石垣島から西に10kmちょいの位置。
島の面積の90%が亜熱帯原生林で覆われていて、一昔前まではマラリアの発生地であったため人口も少なく、その大自然はほとんど手付かずのまま残されている状態であります。

そんな南の島を満喫しよーってことで、今回はジャングル探検ツアーへの参加を企画―!
石垣島からまたまた高速船に乗り込み、揺られること35分(どの高速船でも乗客はほとんどみんな寝ている。シートが空いている時は、横になっての爆睡も有り。)、朝9時に西表島に到着すると、ツアーのガイドの女性(キャプテン)が迎えに来てくれてました。
キャップを被っている彼女は、真っ黒に日焼けしていてまさにスポーティー!健康的で、見るからにアウトドアラーな女性であります。


西表島というとみなさん何を想像します?
そう!「イリオモテヤマネコ」ですよねー。
用意されていた1Boxカーに他の参加者と共に乗り込んで山道へ入っていくと、所々にその「ヤマネコ注意」の看板がありました!

ところがですよ、そのイリオモテヤマネコ、知っての通り絶滅に瀕しているのでありまして、キャプテン話では、すでに100匹を割る数に減ってしまっているとのこと。
その上さらに、数匹が毎年交通事故で死んでしまっているという現状を何とかしようと、「ヤマネコ注意」の看板が設置されるようになったらしいっす。
最近は、ヤマネコが道路を横断しなくてもすむように、ネコ専用の小さなトンネルを道路の下に掘ったりもしてるみたい。


車がマーレー川に到着すると、まずここでオールが各自一本ずつ配られ、キャプテンがオールの使い方やカヌーの乗り降りの方法をレクチャー。
そう!今回のツアーでは、わが人生初となるカヌーにチャレンジするんですわ。メッチャ楽しみ!しかも、途中でカヌーを降りてジャングルに入り、登山しながら沖縄県で一番落差のある滝を目指すというもの。うーん、冒険ですなぁ~!

その後、水陸両用の登山靴、ライフジャケット、水筒入りのリュック、防水バックが渡され準備万端で出陣!!

マーレー川は思ったより流れがなくて、カヌーも思い通りに進んでくれます。ゆったりと大自然の中を進んでいくと、気分はまさにチキンラーメンのソレ。気持ちイーぞ!
けど、調子こいてグングン漕ぐと、両岸に生えているアダンっつー植物に突っ込んでしまう。
こいつは、異常にトゲトゲしている針状の植物でスゲー痛い。絡まって脱出不能になってるギャルもいたりする。

20分ほどマーレー川を進むと本流のピナイ川に入りまして、両岸には干潟が広がり、景色も変わってきます。
「マングローブの木じゃん!初めて見たわ~。」「片方だけデカいハサミのカニ(シオマネキという名前らしい。)発見!ありゃ、魚もたくさんいるよ。」
浮かれハシャいでると、前方に目指す滝が見えてきた。アレが今日のゴールだぜ。

d0023622_12431410.jpgピナイ川で初体験のカヌーに乗りながら撮影。川の上をゆったりと進むカヌーは、昔、北海道で乗った風任せの気球に通じる楽しさが。上部に見えるのが今回目指した「ピナイサーラの滝」。ピナイとは「ひげ」、サーラとは「滝」という意。落差は55m。














ピナイ川に入ってから50分後、滝への登り口に到着。
ここからは徒歩でございます。
獣道を岩に足をかけ、枝をくぐりながらひたすら登っていくと、すぐに汗が吹き出てきて真夏を実感できる。
けれども、めずらしい植物や陸ガメなどの動物、木の葉や枝に似せた図鑑でしか見たことない昆虫を見ながらの行軍は、少年時代に戻ったように楽しいものがあるのですよ。

d0023622_12495247.jpgジャングルに生えていた「サキシマスオウノキ」。根が板状になっている。沖縄では、かつてこの板根を切り出してそのまま船の舵として使用していた。
























途中、水筒休憩を何回かはさみつつ滝の上に到着―。
景色がたまらねぇ!
「これか!このために人は山を登るのか。」と登山家の一員になったつもりの筆者。
「これからランチ作りますので、ここで遊んでてくださいねー!」とのキャプテンのセリフで、みんな川で顔を洗ったりしてます。

d0023622_12592823.jpg 「ピナイサーラの滝」の上から撮影。遠く海上に浮かぶ小島が見える。滝から下を見下ろすとかなり怖い。











とにかく、汗をたらふくかいた筆者は、そのまま川にしゃがみこんでみました。
「冷てぇー!けど気持ちいい~。」流れてきた綺麗な冷えた水が、ケツから足にかけてジャブジャブ、そんな変態プレーにひたすらハマっているとランチが完成!

出ちゃいました~、10 good!キャプテンが一生懸命作ってくれたのは、沖縄そばとおにぎり。
一昨日、波照間島の「たましろ」でまさかのラーメン二郎を体験してから、しばらく遠ざけたいと思っていた一品です。しかも、いまだ腹が回復せず。

気が進まない中、ズズっと一口。
「ん?以外に食える。つーか、旨い!」
川岸に腰を下ろし、両足を冷たい水に浸しながら食べる沖縄そばは止まらない。見事に完食であります。

休憩が終わると50分ほどかけて下山して、今度は滝つぼへ。
滝つぼは汗を水で流そうと、オアシスさながらの光景でみなさんライフジャケットを着ながら水の上を漂ってます。
ここでも、キャプテンが持ってきたパイナップルを切ってくれて、パクリ!

「やっぱ外で食べるものは旨いんだなぁ。」
「そーいやぁ、バンドで屋外で酒飲むと格別に酔っ払うもんなぁ。」

     と、なぜかみょーに感心した一日でした。
[PR]

  by macbeth30 | 2008-09-20 13:05 | 旅日記

Out Of Anchu 「波照間のオヤッサンと南十字星<その2>」の巻

そうこーするうちに、オヤッサンが料理を運んできました。
   ・・・マジ焦りましたよ、その量!
「ハンパねぇ、超ハンパねえ!」
鮭が上に乗っているご飯がデカいお椀に一杯、刺身、ジーマミー豆腐、もずく、天ぷら、漬物。それだけでかなり満足なのに、さらに沖縄そば。
そのそば量がめっちゃゴッツい。「ラーメン二郎(ラーメンという名の暴力:S君)」の大盛の量といい勝負なんですわ。しかも、沖縄そばなのにニンニク入りね。

必死で飲み食いしてますと、「そろそろ日没の時間だなぁ、見にいきましょー!」と誰かが言い始め、食事を一旦中断して、みんなでニシ浜の方へ歩いて夕日を見に行くことに。
みんな思い思いに道端に座ったり、持ってきた泡盛を飲みながら消えてゆくオレンジの光をのんびり鑑賞ー。

日が沈むとまたまた宿に帰って乾杯!その頃になると宿は、クリスマスの飾りと電飾できれいにライトアップ!(真夏なのに。)
そこでオヤッサンが「そろそろお願いしまーす!」とお客の中のリーダー格のオジサンに声をかけてきて、例の「式」がスタートしました。

「エ~、オヤッサンから先ほど指名を受けましたので、私が今夜の会の司会を務めさせていただきます。私はこの宿に今日で3泊目でありまして~。名前は~。」と各自自己紹介が順番に始まっていきます。

驚いたことにアタクシともう一組以外の他の4~5組は、常連の客のようで聞いてみると、「1週間前にも泊まりました。」「毎年来てます。」などの返事なんですよ。
しかも、今回の客のうち2組は前にもここで顔を合わせたことがあるらしく、親しそうに会話してるんです。
どうやら、ここの民宿はこの強烈な個性と食事の量が売りで人気が高く、常連客をたくさん抱えているみたい。

8時になると今度は、「星をみんなで観にいきましょう!」とのオヤッサンの声で、1BOXに乗り込み天文台の「星空観測タワー」へ。プラネタリウムを見た後、屋上で係りの説明を聞きながらの星空鑑賞です。
でも、残念なことに月が明るすぎるため、星はぼんやりとしか見えません。どーやら、月が低い位置にくる夜中1時を過ぎる時刻にならないと星が綺麗には見えないらしい。

せっかくなんでアタクシは、あとで夜中に宿を抜け出して星を見る決心を固めましたわ。
もちろんまたまた宿に帰って乾杯~!ってな気持ちですが、その頃には客の半分が脱落っす。アタクシも気分とは裏腹にもう腹いっぱいで飲めないし食えない~。
信念には反しますが、食事を残しまくってのリタイヤっす。無念。。。

シャワーを浴びて、さっさと夜中に備えようと脱衣所に入ってビックリ!
そこで沖縄産のアイツを初めて見かけたんすよ。

南国生まれのカサカサ動き回るソイツは、首あたりのとこに関東では見たことのない月の輪熊のような模様を持っていて、サイズも特大~。
「飛ばないでくれよ~、じっとしててくれよ~。」とソイツにお願いしつつ、ビビりながらも無事にシャワーを浴びてなんとか脱出に成功しました。アタクシ今までアウトドアの旅を続けてきて、色んな虫に慣れたのにアイツだけは全然駄目~。


あーさて、予定通り1時過ぎに起きだして、懐中電灯を片手に月明かりのない真っ暗闇な路上に出たアタクシ。

どないなもんだろ?と空を見上げると、予想を遥かに超えた星たちの瞬きに思わず息を飲み込みました。先ほど天文台で見たプラネタリウムの空がそのまま波照間島の夜空に広がっているじゃあーりませんか!
南十字星も見える!天の川も。流れ星も落ちる落ちる。
感動!思わず涙が流れそう。例えるならなんて言うか、空一面に花火を打ち上げて、消えゆく輝きをストップさせたような美しさ。しばらく動けない。いくら見てても飽きない・・・。

翌日、完全に腹を壊したアタクシは、朝から異常な量で出てくる朝食に全く手が出せない状態。そのあと3日間腹が回復することはありませんでした。


d0023622_19283942.jpg波照間島の散歩で見つけたかわいいシーサー。民家の門の左右にいて、目の部分が貝で作ってある。もう1つは目を瞑った表情をしていた。


d0023622_19323636.jpg路上のいたる所で見かけたマンホールの蓋。波照間島は南の海上に明るく光を出す建物が全くないため、南十字星が綺麗にハッキリ見えることで有名。
[PR]

  by macbeth30 | 2008-09-14 19:38 | 旅日記

Out Of Anchu 「波照間のオヤッサンと南十字星<その1>」の巻

質問~!日本最南端の島は?
A:沖ノ鳥島(東京都小笠原村、無人)

ではでは、有人の島で最南端は?
正解は波照間島(沖縄県八重山諸島)っす。
東京をバイクで出発して25日目午後4時半、ついにアタクシはそのフツーの人が行ける範囲での日本最南端波照間島に到着~!
波照間島は石垣島から南西へ63Kmのとこにありまして、石垣島から高速艇で50分間波に揺られて参りました。

港では手配した民宿のオヤッサンが待ち受けていて、ボロっボロの無冷房1BOXカーに乗り込み出発―!ヨッシャ!
車はゆっくりヨタヨタと5分ほど港内を海に沿って進んで行き、そこで海方向にターン。なぜにか、目の前が海の状態でそのまま停車・・・。
「ん?どーしたオヤッサン?」
バックミラー越しに見える髭とシワだらけの顔を見つめていると、1分ほどしておもむろにバックしながらUターンをかまし始めて、来た道を引き返していく。

「何だったんだろ・・・今の?」
アタクシのそんな疑問は無視しつつ、不思議な空気に満ちた車は10分ほどで宿に到着~。
その宿を一目見てのアタクシの感想。「スゴい・・・。」

なんだか戦時中の闇市を思い出させるようなパンチのある造りなんですわ。
門を入ってすぐの庭には長テーブルと長椅子が置いてありまして、オヤッサン情報によると夕飯はみんなでここで食べるとのこと。観察していると長テーブルの上座には、なにやらお楽しみ会を思わせる大きな紙がぺタリンコ。
「式次第 一、司会者挨拶 一、各自自己紹介 一、ふる里紹介 一、旅へのメッセージ 一、余興」と書いてあり、初体験ドキドキな夜になりそうな予感を感じるー。

昭和初期を感じさせる部屋で落ち着いていると、ふすまで仕切られた隣の部屋や他の部屋からも色んな話し声が聞こえてきます。他にも客が結構いるというのが分かり、アタクシは何となく安心しました(笑)。

それから、夕飯までまだ時間があるのでニシ浜(島内唯一の遊泳可能なビーチ)を目指して島を散歩することに。(一応、宿にはレンタル自転車が何台かある。が、かなり年季は入ったヤツで、オヤッサン情報によるとチェーンが錆付いてて漕げないとのこと。壁にレンタル屋のチラシがたくさん貼ってありました。)


「果てのうるま(果てのサンゴ礁)」からの由来で波照間の名前が付いたと言われるとおり、美しい海に囲まれている波照間島の景色は独特で日本離れしたモノがあります。
人口600人弱ということで建物が少なく、たまに見かけるお店や住居は面白い。ブルーや黄色にペイントされており、みんな手作り風でオシャレな感じっす。
そして、なぜか牛が放牧されている小さな牧場を発見できたり、道端の駐車場で犬のように繋がれて飼われているヤギがいたりと、のんびーり都会とはまるで違った時間の流れを楽しむことができるのです。まさに南国の果ての小島って感じ。


さて、夕食タイム。
庭のテーブル席につくと、すでに客の何組か飲み始めております。
「どーぞ、これ。」その中の一組が泡盛のボトルと氷を寄せてくれました。
「飲んでイーのかな?」と迷っているとそこへ宿のオヤッサンが登場。
「みなさーん!泡盛は飲み放題ですからぁ。Beerはありません。」
「あれ?そーなん?なかなかイカしてますなぁ。」と思いつつ一杯。
「いいなぁ、何だかいーぞ。イーなぁ~。」南国の果てで飲む泡盛ってのはなんて素晴らしいんだろ!外で飲んでるってのがまた気分がイイ。暑さも南国気分を盛り上げちゃってくれるんだなぁ。
後で分かったことですがその泡盛、「泡波」といいまして、製造量が少なく入手困難なことで知られるかなりの銘酒らしい。<その2へ続く>


d0023622_18324859.jpgお世話になった民宿「たましろ」。旅で知った数々のお勧め宿泊ポイントの1つで、波照間島まで行く機会があれば一度は泊まる価値有り。この2週間後に寄ったフジロックで波照間島Tシャツを着てたところ、知らない兄さんに「波照間行ったの?」と声をかけられ、「俺たましろ泊ったよー。たましろ泊まった?」と会話が弾む経験をしました。


d0023622_18401820.jpg波照間島にある数少ないお店の1つ。ここでTシャツ等を購入。島の多くのお店は12時になると昼休みで誰も居なくなってしまう。また夕方も閉店が早い。
[PR]

  by macbeth30 | 2008-09-12 18:46 | 旅日記

Out Of Anchu 「南の島々へ出陣」の巻

125ccバイクに乗り続けて予定通り沖縄本島まで制覇した小生。まだまだ南の限界まで行く覚悟でありましたんよぅ。そう、まず石垣島へ。
ところがすっとこどっこい!
「さー、どうする?困ったぞ~、困っちゃったぞ~。」と、ここで大きな壁が待ち受けていたんだなぁ。

便利なもので、沖縄那覇~石垣島間にもフェリーが通っていたんよ。
そう、ちゃんと船で行けたんす、6月6日まではね。でも、小生が沖縄に到着した7月5日の時点ではすでに航行休止状態。何度も問い合わせたんだけど復活のメドは立っていないとのことでして。どーやら、燃料の高騰が原因なんじゃないかとのうわさ。
で、悩む羽目になったわけよ。


まぁ、悩んでも仕方がない。那覇から南西に410km、台湾から270kmに位置する離島の石垣島へ渡るには船がダメなら飛行機しかないんだわ。結局、一緒に走り続けてきた相棒のバイクを那覇空港に置いて石垣島へ飛ぶことに決めちゃった。

で、飛行機のチケットがね、普通にJALで購入するより旅行代理店を通してホテル1泊付きのツアーとして申し込んだ方がお得ってことで、沖縄本島うるま市にある「ココ ガーデンリゾート オキナワ」に宿泊することに。


7月9日、昼過ぎに無事スキューバーダイビングのライセンスを取り終えた小生は、恩納村とは反対側の東海岸の「ココ ガーデンリゾート オキナワ」へ。
ビビりました~!この旅1番の素敵なホテルざますよー!そこは完全な長期滞在型のキレイなリゾートホテルざんす。

ロビーでお茶とお菓子が出され待っていると、ボーイがやって来て小生のメッチャ重いうす汚れたアウトドア道具のカバンと登山リュックを車まで運んでくれます。車に乗り込むとボーイが運転しながら広大なホテルの敷地内に点在するプールやレストラン、エステ等を案内。最後に地中海風の建物に辿り着き部屋へ通されました。
それまで長い間テントや民宿の暮らしを続けてきた小生にとって久々のリッチな暮らしは夢のよう。途中のプールではカップルがのんびりと泳いでましたが、半分野生化して猿のようになっていた小生には貴族のように見えました。なんだか薄汚れた自分が恥ずかしく、こんなとこに紛れ込んでいいものなのかと。

「余は満足じゃー!」とハシャいだ夜を過ごした翌朝、飛行機までの空き時間を利用して「沖縄美ら海水族館」へ。

「でけぇ~!店長っでかいっす!あとコーラ、ワンプリーズっす。サンキューっす。」
ここは何もかもがでかい。水族館自体がまず大きくて魚の種類が豊富であり、世界一のアクリルボードの大きさでギネスブックにも載っている7500トンの大水槽は生の映画を観ているような迫力。10m以上の大きさのジンベエザメ同士が「ドーン!」と大きな音を立てながら衝突した時には場内から「ウォー!」と歓声が上がり子供達も大喜びよ。沖縄に行ったなら絶対に行くべしですな。
残念なのは小生にあまり時間がなかったこと。イルカショーも観れずに飛行機の為に足早に現場を立ち去らねばという状況でした。

那覇空港でバイクに「じゃあ元気でな。」とお別れをして、その日の夕方に石垣空港に到着。飛行機ってのは早いもので、バイクで何日かかかる距離を40~50分で運んでくれます。
「なんだかなぁ~。」と思いつつ飛行機から降りた瞬間、小生またびっくり!

「小さっ!店長っ~店長!小さいっす。ポテトえす?」
その空港の小ささに驚きましたよ。鹿児島から乗ったフェリーの待合室の建物より小さいのです。

手配しておいたレンタカー屋が迎えに来て手続き後、16日までの1週間借りることになっているウィークリーマンションへ車でゴー。
そーなんですわ。沖縄の後半戦はここ石垣島で1週間借りたウィークリーマンションを本拠地に、足をバイクから車に乗り換えて行うんですがな。

ウィークリーマンションってのは便利なものでして、電子レンジ、食器、鍋類、電子ジャーはもちろん、テレビ、洗濯機、トイレットペーパー、タオル類まで完備なのです。
例によってスーパーまで車で行って、海ブドウ、豚足、エビ揚げ、泡盛を買ってきて夕飯に。「はぁ~楽しいなぁ。気持ちいいなぁ。」
明日は、いきなりこの石垣島の本拠地を離れて波照間島へ行く予定。
酒で気持ち良くなりつつ、どんなとこなのかこれから先どーなるのかワクワクです。

d0023622_1027651.jpg「美ら海(ちゅらうみ)水族館」の熱帯魚。水族館は沖縄本島北部の本部町本部半島の先端に位置。ダイビングをしていると魚が賑やかなとこではこんな景色。その中を自由に空を飛ぶ感じでフワフワ。下にはキレイなサンゴ礁。自分の呼吸音とたまに頭上から聞こえてくる船のスクリューの音のみという静寂の世界の中で潜るのは最高ー。 


d0023622_10281560.jpg石垣空港。小さくてびっくり。飛行機から降りると気軽に滑走路をそのまま建物まで歩いていく感じでした。
[PR]

  by macbeth30 | 2008-09-08 10:42 | 旅日記

Out Of Anchu 「いざ、学校へ」の巻

振り返ってみるとそもそもこの桃源郷探しのバイク旅行は、Macbethのバンド練習後のアホ飲みをして、翌日昼前に二日酔いを抱えながら出発したのであってね、目的地も「桃源郷」=楽園→南の地→沖縄にたぶん求める桃源郷はあるはずっしょ!っていうウチの安易な発想から生まれたものなのさ。
二日酔いで家を飛び出したウチ自身もとりあえず気持ち悪いし、ホントに沖縄まで125ccバイクでテント張りながら行けるものなのか半信半疑だったわけ。

ところがさ、最初は山奥の真っ暗な独りキャンプにビビったりしてたけどすぐ慣れてきて、行く先々その土地に触れることがかなり面白いんだよ。色んな人との出会いもあるしね。
んで、富山県で日本海を初めて見た頃「こりゃあ、ホントに沖縄まで行けちゃうんではないかい?」と現実感を持ち始めたんよお。

で、それ以降沖縄着いたら何してやろうかなって考えながら走っていたの。
何もせずにボケ~っとビーチで過ごす。それも贅沢な時間を過ごすってことで良し。でも、それじゃあ何かもの足りない、成城健児として何かしてえなぁ。
ウチには昔からやってみたい未体験の遊びってのが3つあってね、そいつがさ、①カートでレース場を走る②スカイダイビング③スキューバーダイビング、なんですわ。
鳥取県の海岸線を走っている時に急に明るくキレイになってきた海を見て、ウチ決心しちゃった。「よし!スキューバーやっちゃる。」ってね。

それからすぐネットで沖縄のダイビングスクールを調べて、何とか滑り込みで予約を取ったんだ。受講期間は7月7~9日の3日間。それに合わせて民宿も押さえて準備万端。


今日は沖縄到着3日目の7月7日、心待ちにしていたダイビングスクールの初登校日。
初日は午後1半時からの登校でイイとのことで持ち物は水着とタオルのみ。久しぶりの学校っていう響きにドキドキしつつ15分ほどバイクに乗ってホテルの1階にあるダイビングショップに到着。

ショップには6人ほど良く日に焼けたお兄さんお姉さんがいまして、1人がウチに対応してくれてまず申込書や病歴に関するアンケートに記入するように指示。「それじゃ、ぼちぼち始めよっか。」セリフと共についにウチの担当のスキンヘッドでサングラス姿のインストラクターが登場して、ウチは案内された受付の奥の小さな事務所のイスに座りました。そこには先客がいまして、彼はタンクトップの上半身から背中、腕に彫ってあるタトゥーが見えています。「彼は君と共にこの3日間ライセンス取得の為に学びます。」とインストラクターが紹介してくれました。

それぞれ自己紹介を済ますと、スキンヘッドインストラクターが「オっ!?昭和50年生まれじゃん。俺とタメだね。(タトゥーの)彼は27歳だよ。みんなオヤジってことで仲良くしよう。」とのセリフ。そこで面白そうに会話を聞きながら事務仕事をしていた髪の毛金色のお姉さんが、「お兄さん良く焼けてるねぇ、サーフィンやってるでしょ?」と話に参加してきました。
「いやぁ、俺はバンドマンなんすよ。焼けてるのは違くてぇ~。」ウチがこれまでの道のりを説明すると一同大盛り上がりっす。
何かイメージしていた学校とは違ったけど、みんなノリのイイ感じの人で楽しい。

「じゃあ、これ教科書ね。今日は海には出ないで学科だけにしよう。」
「あれ?水着使わないの?しかも教科書ぶ厚いっすよ~。」
「イヤことをなるべく先にやっといた方がいいでしょ。教科書は全部読むわけじゃないから大丈夫。問題が載ってるからそれを解いてもらって後で解説するからさ。よし、5時まで頑張ろう。」
といきなりテストからのスタート。分からないところは教科書読みながら解くって方式ね。

今回ウチが通ったのは、世界最大のダイバー指導団体「PADI」のスクールです。そこでオープンウォーターダイバーというレベルのライセンスを取得する為に学びました。そもそもライセンスには水中フォトグラファーやナイトダイバー等20以上の種類があります。ウチが取得したライセンスで何ができるのかって言いますと、機材の購入・レンタル、同ライセンス所持者2人組(パディと言います。)での監督者なしの水深18mまでのダイビング、更に上級のライセンス受講資格であります。このライセンスは国家試験をパスして初めてもらえる免許というわけではありませんので、学科についてはほとんど自習という形態なんですわ。


次の日朝8時半ショップに到着して一服していると、相方のタトゥー君と体ムキムキのイケメンインストラクターが「二日酔いダイジョーブ?」などと会話しております。ウチも話に参加すると、どうやらタトゥー君は去年体験ダイビングをここのショップで経験しており、色んなインストラクターと顔なじみで昨日の夜インストラクター達と飲んだらしいことが分かりました。「バイクの彼は飲めるの?」とイケメンに聞かれ「まあまあっす。」とウチ。さっそく意気投合しまして夜飲むことを男と男の約束です。

夜いったん宿に帰ってからバスでムーンビーチに戻り、タトゥー君の電話の案内でイケメンインストラクターの家にお邪魔。開け放たれたベランダから中に入るとすでに2人は飲み始めてます。すかさずオリオンBeerで乾杯した後、インストラクターの奥さんやカワイイ小さな子供達と共に話が弾んできました。
「泡盛が良かったら勝手に台所のグラスと冷蔵庫から氷入れてきてね。」となぜかタトゥー君。イケメンも「遠慮はいらないよー。」とのこと。ウチはお言葉に甘えて泡盛もいただきます。
そのうちイケメンのお父さん(かなり顔が濃く外人みたいな感じ)も帰っきて何か声をかけてくれましたが、酔っ払ってるのと沖縄の方言をしゃべる為に何を言ってるのか分かりません。しばらくすると、そのお父さんが揚げた魚を持ってきてテーブルに置いてくれました。本土にはいない魚らしくかなり旨かったなぁ。
お母さんもいつの間にか登場して、酔っているタトゥー君と次の日の午後一緒にデートする約束をしてます。そのうち他のインストラクター2人もから揚げのお土産を手に合流してきました。ウチは久しぶりの大人数の飲み会で大興奮―!楽しくて楽しくて~もうハッスルハッスル!結局午前1時過ぎまで飲み、帰り道をイケメンの奥さんと髪の毛クルクルパーマのインストラクターに車で送ってもらいました。

ちなみに、その次の日がスクール最終日で2本潜って終わりの予定だったんですが、タトゥー君は二日酔のため朝ちょっと遅刻しました。船で沖に出て1本潜った後、彼は急激に気持ち悪くなった様子で「来年また来る~。」と言い残してリタイヤです。一応午後に体調が復活したらまた潜るってことだったけどちゃんとライセンス取れたのかなぁ?

d0023622_1257454.jpgダイビングスクールに通う前日に行った断崖絶壁の観光スポット万座毛。「万座毛」とは万人も座する草原という意。遠くから見ると象の鼻のような形の岩が見える。

d0023622_1258281.jpgうちのドラムのTakuA・・・じゃなかった、飲み会でハシャいでるイケメンインストラクター。普段はホントにカッコいい人です。一応その場でblogに載せることを確認とりましたが覚えているのかなぁ。ショップの方はホント楽しくてイイ人ばかりでした。みなさんその節はアリガトウです。
[PR]

  by macbeth30 | 2008-09-01 13:07 | 旅日記

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE