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Out Of Anchu 2010「セカンド・インパクト その1」の巻

船は太平洋をひたすら南へ波を切っていた。
空には真夏の青空が広がり、数百メートル先にはヨットが平行しながら風と共に海原を走っている。それを甲板で細目で見ながら冷えたBeerをグッと喉に流し込んだ。
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数時間前、うす暗い雲に覆われた空の下でお台場の巨大ガンダムに手を振りながら出航し、東京湾とお別れをしてきたのがウソのような天気の変わり様である。

「台風9号?そんなんどっかに逸れたんじゃん?見なよこの空、この海!」

2009年8月8日、そんな景色が水平線まで広がる中、東京都竹芝からはるか南1000kmを目指す船に私は乗り込んでいました。

その船の名前は通称"おが丸"こと「小笠原丸」。
そう!東京都竹芝から25時間かけて同じ東京都内にある南の島「父島」を目指すアレです。
凄いです。25時間あったらこの21世紀の世の中どこまで行けるんでしょーか。地球の裏、北極や南極、何処へでも行ける気が・・・。
d0023622_16504726.jpg竹芝から"おが丸"に乗船する人の列。シーズン中、この船のチケットは人気が高く出港3ヶ月前の発売同時と共に売れ切れとなる。

父島には空港が無い。
空港無い故に、同じ東京都なのに私が住んでいる東京から一番遠い島。
そんな島でバカンスしようと思って、6日間に1本のこの"おが丸"に乗ったわけですな。

ところが、そんな私の旅をぶち壊すごとく台風が発生。見事、関東上陸作戦です。
台風といえば嵐。嵐といえば船は揺れまくりで、船酔いが心配でした。

でもね実は私、船の長旅は経験済みでして、今回で2回目なんですわ。一回目は鹿児島~沖縄間のフェリー。前回、酒パワーで船酔いから勝利してる私としては(詳細クリック→Out Of Anchu 「船酔いvs酔っ払い」の巻 )、当然今回も力ずくの酒パワーで勝利を勝ち取る方向で。


で、潮風を受けながらヨットを肴に飲み始めると、
「美味い!美味過ぎるぅ~。生きてるんだぁ俺って。」って、予想通りの展開ですよ。船酔いなんてチョロいもんだぜ。

海の果てに沈んでいく夕日を見た後、客室へ。もちろん、ほろ酔いで気分は最高!
そこへ『ピンポンパンポーン♪』と船内放送が。
台風接近に伴い、揺れが酷くなってきたので一部デッキを立ち入り禁止にするとのこと。
「ふ~ん。」と他人事のようにイイ気分の私は、本を読みながら聞き流す。

しばらくすると、また『ピンポンパンポーン♪』
波が高くなってきたので、客室の窓を雨戸みたいなので閉め切るらしい。
「ふ~ん。」

「よし、トイレに行こう!」と、そこで立ち上がると初めて気が付きました。船が異常に揺れていることに。しかも、何かに摑まりながらでないと歩けない程に。
「ん?おで酔っ払い過ぎた?」と思いつつ周りを見ると、船内を歩く人みんながあっちでもヨロヨロ、こっちでもヨロヨロ。
まぁー、みなさん南国に行く船とあって、船内通路そこら中にゴザを敷いて好き勝手に宴会やってるんで、酔っ払いだらけなんですけどね。

しかし、揺れる揺れる。遊園地の乗り物みたいな感じ。

その揺れのせいか、酔いが醒めてきた私。しかも、そこまで飲んでないのに気分が悪くなってきました。
「やばい、早く飲まないと酔っちゃう!」と訳分からんことを言いつつ、自販でBeerを手に入れて飲むけどもう駄目みたい。

完全に船酔いに押されて、ダウンっす。船酔いで人生初ダウンっす。
そこからは、物凄い勢いで上下左右に揺られながらもはや寝ているだけの船旅。
気付くと周りもダウンする人が増え、みなさん神妙な顔で横になっておられます。

そんな辛い夜を過ごした次の日、待望の土を25時間ぶりに踏める瞬間がやってきました。
ついに、父島上陸!

そこで目にした光景は・・・。
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凄いパワーです。同じ日本、しかも東京都とは思えないほどの歓待ですわ。
手に掲げられた看板の中に、予約してある宿の名前をのものを見つけ話しかけると宿まで車で送ってくれるらしい。
そのまま港の駐車場まで案内されて、また衝撃を受けました!

私の住む品川から1000kmも南へ来たのに、目に入る車のナンバーは全て私の地元と同じ品川ナンバー。
沖縄とほぼ同じ緯度にあるのに、さすが東京都小笠原村です。なんとも不思議な気分で宿へ。


さっそく、街を散歩。
なんだか異国情緒に溢れてて楽しい。海もキラキラ輝き、素敵である。つーか、ホント素晴らしい。そこら中自然に溢れ、素朴で空気が海が土が人がみんな澄んでて明るく輝いている。 (続く)
d0023622_17461269.jpgアメリカンな雰囲気のメインストリート。今も街のところどころでアメリカ占領時代の面影を微かに感じられる。

d0023622_17575838.jpg大村海岸。小笠原丸が入る港のすぐ脇にあるのに非常に美しく驚いた。

d0023622_188198.jpg広場にて祭り準備が進行中。なんだか楽しい予感。宿の人によると「小笠原サマーフェスィバル」なるものが8月いっぱい開かれているらしい。さすが南国である。内容は、盆踊り、花火大会、ウミガメ放流、フラダンス等で、私が滞在期間中は毎日小笠原音頭と東京音頭で盛り上がっていた。

d0023622_18194056.jpg夜の小笠原フェスの様子。この後、花火も上がった。
d0023622_18214798.jpg毎日通って休憩したお気に入りの「Heart Rock」カフェ。

d0023622_18242371.jpg街で見つけた内容盛りだくさんな標識。

by Aren't you?
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  by macbeth30 | 2010-03-22 18:52 | 旅日記

Out Of Anchu 2010「変化」の巻

ごぶたさ~?ん??
ごぶさた~!Anchuです。

いやいや~、私、いつぶりの投稿になるんでしょうか?
おや?確かめてみると、去年の5月以来みたいですねぇ。
ってなわけで、少し緊張気味に投稿してる私です。

で、それだけ日数が経ちますと人間ってのは結構変わるみたいですな。
何が変わったのかって言いますと、まずは「煙草」。

あれだけ毎日パカパカ~って、機関車のように吸ってたのが今は昔。
最後、飲んだくれたついでに「これ以上吸えんわ!」ってくらい限界まで吸いまくって見事ふり切ってやりました。煙が気持ち悪く感じてしまう身体に仕上がってしまいました。

あれから、気が付けば半年以上経過・・・。
数年前まで、バンド全員がアホみたいな量の煙をポケ~っと口から吐き出していましたが、Ka10君が抜け、私とTakeが抜けて今やTakuAだけが最後の砦となり、たまに魂も一緒に抜けてんじゃねえのかと思うような表情で美味そうに吸っている状況なんですわ。

で、まだ変化はあります。

今、私ハマっているのですよ。山に。もうホント変態的な具合で。
去年の10月に登り始めてから、ほぼ毎週末どっかしらの山の中にいる私です。

たまたま秋にハマりだしたものだから、そのままナチュラルに雪山登山へ突入っす。
初めは一緒に登ってくれていたメンバーも雪と共に去ってしまって、今はぶらり独り登山っす。

「なんでアナタ急にそんなに山すき?」と、やっぱりよく聞かれます。

「ん?理由?俺、不感症になっちゃったみたいなんよー。」
私、一昨年のバイクの旅(バンドのK君の失敗した方のバイク旅じゃなくて、その前の年の成功した方ね。→クリック)から帰ってきてから、どーも普通の旅じゃ感動しなくなってしまったみたいでさ。
そんな私の欲望を静かに満たしてくれる山が、あたしゃ好きになっちまったのよ。

まぁ、そんなこんなでしばらくの間、気が向いた時に私の最近のおもに山関連の話でも投稿していこうかなって思っております。

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2/13に登った丹沢の大室山で出会った鹿さん。それは、独り寂しくi-podを聴きながら登っていた中での出会いで、時が止まったかのようにお互い10数秒見つめ合い、私に恋心が芽生えた瞬間にピョンピョン跳ねながら行ってしまった。

by Aren't you?
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  by macbeth30 | 2010-03-06 01:37 | 旅日記

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